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あいつが盗られた。  作者: 森のアカゲラ
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花火大会。2

 今日は、祥太は父さん母さんと寝るらしい。

 本物の、孫だものね。

 真央と二階に、上がる。

 「ねぇ、ママってモテるよね。」

 何ですか、いきなり!

 「うん、そうね。どうしたの、ママは真央がいればいいのよ。」

 もう、やきもちですか?

 こんなにいい子、誰に渡すもんですか?

 「ママ、おっぱいちょうだい。」

 変わらないわね、いつもの甘えん坊さんだ。

 一人、浮かれてた。

 「真央、初めてじゃなかったね。誰?」

 「うん、牧子ママ。」

 やっぱり、だと思った。

 だとすると、小学生ですでに!

 「早いわね、美佐子ちゃんとか言う子もでしょ?」

 「なんで、わかったの?イヤ?」

 「嫌では、無いわ。美佐子ちゃんは、見てればわかったわ。女の勘ね。あの子も、真央と親戚とかなの?」

 「多分、違うと思う。みんな、似てるって言うけど。そんなにかなぁ?」

 「伊勢さんって、どういう存在?」

 「お月様かな、怖い時や悲しい時に優しく見守ってくれる。」

 真央、一休さんみたいね。

 美佐子ちゃんは、いいわ。

 「伊勢さん、いい人だもんね。」

 「ショコママは、ボクの太陽だよ。いつでも、温かく包んでくれる。それに、ボクに希望を与えてくれる。」

 「真央、離さないからね。」

 「うん…。」

 又、しちゃった!

 若いって、いい事よね。

 後何日かしか、一緒にいれない。

 あなたの子供が欲しいわ、真央。


 次の朝ではない、もう昼近かった。

 暑さで、目が覚めた。

 真央も、寝てる。

 「真央、暑いからシャワー浴びよう。」

 「おはよう、ボク起きれない。」

 もう、しょうがないわね。

 抱っこして、下に降りる。

 真央を一旦お風呂場に置いて、着替えを持ってくる。

 「祥子、シャワーかい?上がったら、手伝ってね。」

 「はーい。」

 シャワーを済ませて、台所に行く。

 「真央、祥太に遊んでもらいなさい。祥太、ちゃんと面倒みてね。」

 「任せろ、真央おいで。」

 「うん!」

 だいぶ、仲良くなった。

 祥太も、妹が出来たみたいで楽しそうね。

 「母さん、今日はきりたんぽなの?」

 「あぁ、定番でしょ。真央も祥太も、好きだしね。あんたは、から揚げの仕込みしてくんない。」

 そう言って、母は刺し身を捌きはじめた。


 「真央、今日花火大会なんだろ?」

 「うん、ドバーンでヒューだって。」

 「ははっ、真央かわいいな。」

 頭を撫で撫でする、祥太。

 「へへへ、祥太君お父さんとお母さん来るの?」

 「あぁ、暗くなる前には来るって。真央のお父さんとお母さんは?」

 「ボク、お父さんいないの。お母さんは、お仕事忙しいみたい。」

 「そうか、おれがいるからな。寂しくなんか、ないぞ。」

 「うん、祥太チュキ!」

 「もう一回、言って。何て、言った?」

 「祥太が、チュキ!」

 「真央、おれも大好きだよ。」

 あらら、真央は小悪魔だね。

 祥子、顔が怖いわよ。

 子供の戯れ言でしょ、落ち着きなさい。

 「ご飯ですよ、はいお手々洗っておいで。」

 トテトテ、ダァーン!

 「ウワーン、痛いよー、うえーん!」 

 「真央、ほら痛いの痛いの飛んでケー!」

 「ありがとう、祥太!グスン…。」

 「ほら、食べよ。熱いから、フーフーしてやるからな。」

 「ハフハフ、おいちい。」

 「祥子も、座って食べな。」

 「はーい、にゅうめんか。母さん、又出汁の取り方教えてね。」

 「午後から、モンブラン行って来て。ケーキ、注文しといたから。」

 「真央、トーマス出して。」

 「うん、わかった。」

 「おれも、行く。」

 「ゴメン、二人しか乗れないから祥太は留守番ね。」

 「ちぇっ、真央気を付けろよ?おかわり!」

 「うん、おかわり!」

 「はい、二人共元気ね。ババ、夜ご飯も美味しいの作るからね。」

 【やったあ!】




 

 

 

 


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