夏休み。13
帰り道、交番に寄る前に真央がバイク屋さんに寄る。
「おじちゃん、頼んでたの来てる。後、オイル交換もして。」
「おぉ、真央ちゃん。今、持って来るよ。バイク、中に入れときな。」
「ショコタン、椅子に座って休もう。」
奥から、店主が段ボール箱を抱えて持って来た。
中を開けると、青色に
ピンクの柄の車掌型ヘルメットが出て来た。
「ショコタンの、だよ。」
「えっ、私に?」
嬉しいけど、恥ずい。
「お揃いだよ、ボクと。」
確かに、恥ずいとか思ってゴメン。
「ありがとう、真央。大事に、するね。これって、高いんじゃないの?」
「大丈夫、もう払ってもらったから。」
「真央ちゃん、終わったぞ。ついでに、バッテリーも充電しておいたからな。」
「ありがとう、又よろしくね。」
「ショコタン、かぶってよ。」
「うん…。」
「かわいいよ、ショコタン!」
あぁ、もう!
それから、真央がもう一カ所寄りたい所があると言う。
ここは、何処かしら?
木が、いっぱい積んである。
営林署なんだって。
倉庫みたいなお店に、入って行く。
購買部らしい。
あら、お安い。
生鮮食品こそ無いものの、スーパーで買うより少しお安い。
真央が、カゴにお菓子を入れて行く。
「ショコタンも好きなの、買ってね。ボクが、出すから。」
「ダメよ、私が出すわ。」
「へっ、ここ現金使えないよ。付け払いだからね。」
なんと、真央!あなた、どれだけ顔が広いのですか?
「じゃあ、お言葉に甘えて。」
その後交番に寄って、ヘルメットを返して自転車を回収する。
「ただいま!」
「お帰り、浴衣出来たから当ててみて。」
どれどれ、浴衣と言うか浴衣柄の甚平だ。
私のは、ピンクのアジサイ柄のひざ丈スカートタイプ。
真央のは、ブルーのアジサイ柄のミニスカタイプ。
お母さん、真央のパンツ見えるよ。
「ショコタン、お揃い!」
真央が、走り回る。
だから、クマさんパンツ見えてますよ。
「おぉ、二人共似合っているわね。」
「真央、パンツ!」
「ありゃ、ショーパン履いたらええがよ。」
真央が、じじに見せに行く。
「じじ!」
「かわいいな、真央。今日は、クマさんパンツか。」
浴衣を捲り上げて、確認している。
はい、16才の男の娘です。
ババが、青いショーパンを持って来た。
「真央、おいで。」
「ババ、何で履くの?」
「真央が、かわいいからよ。」
おぅ、確かに。
「これ、じじとババに。」
真央が、お菓子が入った袋から何か取り出した。
首に巻く様の、タオルだった。
営林署で、買ったものだ。
「柄は、ママが選んでくれた。」
「ありがとう、真央、祥子。ほれ、じじも!」
「ありがとうな、花火の時に使わせてもらうな。」
「さっ、お風呂入ってきな。上がったら、晩ごはんだよ。」
『ハ~イ!』




