夏休み。8
「真央、疲れてない?」
「うん、ちょっと疲れた。」
「じゃあ、ご飯の前にお風呂にしましょう。」
「ボク、着替えもらってくる。」
私も、パジャマ取りに行こう。
真央、今日はポケ○ンね。
何、ゲットするのかしら。
小っちゃい子の割には、お風呂嫌がらないのよね。
手間もかからないし、何で真央ママはあまり育児しないのかなぁ?
髪も洗ったし、次は身体ね。
だいぶ、良くなったわ。
「はい、バンザイ!」
「バンチャイ!」
う~ん、かわいい!
「ママどうしたの、お口いっぱい開けて?」
あ~ん、食べようとしてたわ。
「ママ、お背中洗ってあげる。」
「偉いわね、じゃあお願いね。」
「うんしょ、こらしょ。コラショ、ウンショ。」
本当に、いい子。
湯船に一緒に入ってると、真央がおならをした。
真央、顔真っ赤赤よ。
でも、真央のおならとてもいい匂いよ。
「ママ~!」
真央が、ムズガリ出した。
私は、真央をおっぱいに宛がって頭をポンポンする。
あ~、幸せ!
お風呂から上がって髪を乾かしていると、お父さんがチラシを持って来た。
「真央、今度の土曜日花火大会やるみたいだぞ。ジジと、一緒に行くか?」
「ババと、ママは?」
「もちろん、一緒に行くさ。」
「行く行く、絶対行く!」
「じゃあ、浴衣用意しましょうね。」
「ユカタ?」
「かわいい、着物よ。祥子とお揃いの、ババが用意するわね。」
「やったぁ、ママと一緒だ!」
「祥子、何で睨むの?」
「はぁ、何でもない。」
このジジババ共は、真央を孫娘だと思い込んでる。
あんたもやで、祥子。
あれっ、誰?
「ご飯、食べようか?」
「うん、今日はカレー?」
「違うわよ、ハヤシライスよ。」
「ババ、林って何?」
「林じゃなくて、ハヤシ。甘くて、おいしいわよ。」
さすが、ババ。
真央と、話が通じてる。
「酸っぱい!でも、甘い。おいしい!」
お子ちゃま大人気の、ハヤシライスです。
ウチのメニュー、真央が来てから大分変わった。
ババ、勉強したのね。
真央、お口拭き拭きしましょうね。
「ごちそうさまでした!」
ちゃんとお皿を台所に、持っていく。
本当に、いい子だ。
真央が、ババの後ろに椅子を持って行く。
何、するのかしら。
ババの肩をトントン、叩く。
ババ、泣いてるよ。
ジジ、羨ましそう。
「トントン、タンタン、トントントン♪」
今度は、ジジだ。
「トントン、タンタン、トントントン♪」
えっ、私!
「トントン、タンタン、トントントン♪」
全員、ボロ泣き。
「泣いてるの、痛かった?」
違うのよ、皆嬉しいの!
【ありがとう、真央!】
「どう、いたちまちて。」




