表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あいつが盗られた。  作者: 森のアカゲラ
26/91

夏休み。8

 「真央、疲れてない?」

 「うん、ちょっと疲れた。」

 「じゃあ、ご飯の前にお風呂にしましょう。」

 「ボク、着替えもらってくる。」

 私も、パジャマ取りに行こう。

 真央、今日はポケ○ンね。

 何、ゲットするのかしら。

 小っちゃい子の割には、お風呂嫌がらないのよね。

 手間もかからないし、何で真央ママはあまり育児しないのかなぁ?

 髪も洗ったし、次は身体ね。

 だいぶ、良くなったわ。

 「はい、バンザイ!」

 「バンチャイ!」

 う~ん、かわいい!

 「ママどうしたの、お口いっぱい開けて?」

 あ~ん、食べようとしてたわ。

 「ママ、お背中洗ってあげる。」

 「偉いわね、じゃあお願いね。」

 「うんしょ、こらしょ。コラショ、ウンショ。」

 本当に、いい子。

 湯船に一緒に入ってると、真央がおならをした。

 真央、顔真っ赤赤よ。

 でも、真央のおならとてもいい匂いよ。

 「ママ~!」

 真央が、ムズガリ出した。

 私は、真央をおっぱいに宛がって頭をポンポンする。

 あ~、幸せ!

 お風呂から上がって髪を乾かしていると、お父さんがチラシを持って来た。

 「真央、今度の土曜日花火大会やるみたいだぞ。ジジと、一緒に行くか?」

 「ババと、ママは?」

 「もちろん、一緒に行くさ。」

 「行く行く、絶対行く!」

 「じゃあ、浴衣用意しましょうね。」

 「ユカタ?」

 「かわいい、着物よ。祥子とお揃いの、ババが用意するわね。」

 「やったぁ、ママと一緒だ!」

 「祥子、何で睨むの?」

 「はぁ、何でもない。」

 このジジババ共は、真央を孫娘だと思い込んでる。

 あんたもやで、祥子。

 あれっ、誰?

 「ご飯、食べようか?」

 「うん、今日はカレー?」

 「違うわよ、ハヤシライスよ。」

 「ババ、林って何?」

 「林じゃなくて、ハヤシ。甘くて、おいしいわよ。」

 さすが、ババ。

 真央と、話が通じてる。

 「酸っぱい!でも、甘い。おいしい!」

 お子ちゃま大人気の、ハヤシライスです。

 ウチのメニュー、真央が来てから大分変わった。

 ババ、勉強したのね。

 真央、お口拭き拭きしましょうね。

 「ごちそうさまでした!」

 ちゃんとお皿を台所に、持っていく。

 本当に、いい子だ。

 真央が、ババの後ろに椅子を持って行く。

 何、するのかしら。

 ババの肩をトントン、叩く。

 ババ、泣いてるよ。

 ジジ、羨ましそう。

 「トントン、タンタン、トントントン♪」

 今度は、ジジだ。

 「トントン、タンタン、トントントン♪」

 えっ、私!

 「トントン、タンタン、トントントン♪」

 全員、ボロ泣き。

 「泣いてるの、痛かった?」

 違うのよ、皆嬉しいの!

 【ありがとう、真央!】

 「どう、いたちまちて。」


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ