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第11話 配合2

「おそらく、この下に……いますね」


 カナトを倒した部屋には、さらに下に続く階段があった。 

 そしてその階段から漏れ出る、冷たい空気。

 この奥に邪神がいることを予期させるには、十分すぎる要素だ。


「このまま降りてもいいですが、念のために戦力の強化を図っておきましょうか」


「そうだね、配合の時間だね」


 俺は3匹に配合を施す。

 素材は前回と同じ魔物だ。

 

「フドラァ!!」


「オガァ!!」


「テ・ケリリ!!」


 配合が成功した3匹の容姿は、変化が極めて少ない。

 だがしかし、配合終了後に3匹の身体が光り輝いた。


「おぉ、もう進化か」


 随分と速いな。

 この迷宮内で相当レベルは上がったが、それにしても早すぎる。

 まぁ、何はともあれ。強くなれるのだから、これ以上に嬉しいこともないか。

 

 そして光が晴れると──大きく成長した3匹がいた。


「ララはさらに大きくなったな」


「ラドラァ!!」


 ファフニールだった頃の身体を、そのままさらに巨大化させたような姿のララ。

 大きさはおよそ、20メートルといった所だろうか。

 また全身を覆う鋼の鱗が、白銀のソレへと変化している。

 より堅牢に、より強固に、順当に進化してくれた。


「リリは……また頭が増えたのか」


「ケガァ!!」


 リリは頭がもう1つ増えた。

 計3つに頭がなった以外は、ほとんど変化が伺えない。

 ある意味、順当な進化といえるだろう。


「ルルは……デカくなったな」


「ピキー!!」


 ルルは単純に大きくなった。

 これまでは50センチほどだったのが、今では7メートルほどに。

 それ以外は漆黒のスライムといった容姿で、大きくなった以外の変化はない。


────────────────────


【名 前】:ララ

【年 齢】:1

【種 族】:ラール

【レベル】:測定不能


【生命力】:測定不能

【魔 力】:測定不能

【攻撃力】:測定不能

【防御力】:測定不能

【敏捷力】:測定不能


【汎用スキル】:測定不能


【特殊スキル】:測定不能


【固有スキル】:測定不能


【魔法スキル】:測定不能


【職業スキル】:測定不能


────────────────────


────────────────────


【名 前】:リリ

【年 齢】:1

【種 族】:ケルベロス

【レベル】:測定不能


【生命力】:測定不能

【魔 力】:測定不能

【攻撃力】:測定不能

【防御力】:測定不能

【敏捷力】:測定不能


【汎用スキル】:測定不能


【特殊スキル】:測定不能


【固有スキル】:測定不能


【魔法スキル】:測定不能


【職業スキル】:測定不能


────────────────────


────────────────────


【名 前】:ルル

【年 齢】:1

【種 族】:ウボ=サスラ

【レベル】:測定不能


【生命力】:測定不能

【魔 力】:測定不能

【攻撃力】:測定不能

【防御力】:測定不能

【敏捷力】:測定不能


【汎用スキル】:測定不能


【特殊スキル】:測定不能


【固有スキル】:測定不能


【魔法スキル】:測定不能


【職業スキル】:測定不能


────────────────────



「おぉ、ついにこの領域に達したか……!!」


 3匹とも、俺と同じくステータスの表示ができない。

 測定不能と表記され、それ以上の情報を見ることができなくなった。

 これは俺やシセルさんと同じく、一定以上の強さに達したことを表す現象だ。


「強そうだね!!」


「これなら……邪神でも楽勝ですね!!」


「あぁ。邪神だろうがなんだろうが、今なら負ける気がしないな」


 そう意気込み、俺たちは深淵へと降下した。

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