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決意

「んふふ、ロウっち。久しぶり!」

「クロちゃん!わあ、マジ天使」


抱き付いてきたのはクロちゃんだった。金色の髪を優しくすくとさらさらとしていて触り心地抜群だった。もう少し我慢してね。

クロちゃんの頭を撫で続けていると、こちらを見つめていることに気付いた。何だろうか。


「何?」

「なんか、あった?」

「え?」


そんなに、酷い顔してたかな。令嬢としてポーカーフェイスは得意な方だと自負していたんだけど。私はクロちゃんを引き剥がし、肩に両手をのせ、正面から彼女の目を見る。

真実を話すべきか否か。


「何にもないよ!クロちゃんの身の上を憂いていただけさーだから、ね?」


だから、そんなに心配そうに見ないでよ。私が、惨めになってしまうから。私の今がやるべきことはただ一つ。公爵令嬢クロベルを救うこと。

もう、迷わない。徹底的に奴を潰す。

次回、クロベル救出編、ラスト(の予定)

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