分からないよ!
どうしよう。週一ペースで夢に日向が出てくる。呪われてるとしか思えん。
だが、そんな日々も終わり!今日から学校が始まる。私の天使、クロちゃんに会える!グーテにはマジで会いたくない。そう言えば、なんかグーテって、誰かに似てる気がする。
「うう、ロウぢゃん」
「あなた、黙れ」
「はい」
私はやはり父に泣きつかれ、その父は母の一言により、静かになった。元公爵家と元王女なのか、この人達は。甚だ疑問だ。
恒例行事を乗りきり、私は馬車で学園に向かう。しかし、その前に神殿に行きたい。奴らに、話を聞きたい。
少しすると、馬車は神殿に着く。早めに出てきたから、時間に余裕はある。シアを馬車の中に残し、神殿内を神官に案内してもらう。かつて、事件が起こった場所にたどり着く。
膝をつき、祈りを捧げ・・・はしない。
「神の使いの権限を行使す。神々の召喚を要請する」
すると、光る扉が現れ、二人の男女が現れる。いつも六人現れる訳じゃないんだ。
「初めて、神の使いに呼ばれたよ」
「普通、逆よね」
見慣れたパーカーがひどく恨めしい。違う違う。私は用があって呼び出したんだ。
私は二人の前に立ち、見据える。男の方が腰を屈め、目線を合わせてくれる。
「で?何かな」
「日向は誰に生まれ変わってるの?」
「言うと思った」
「なら、早く言いやがれ。人殺し」
男の方が溜息を吐き、片手で頭を掻く。その行動に私はイライラしてきた。焦らすなよ。
「もう、限界か。言っていいか?」
男は相方を見て、そう言った。え、そんなヤバイことがあるの。怖いんだけど。
女も静かに頷くし。ええ、なんか、聞きたくないよ。
男が決心したように私に真剣な顔を向けてくる。私も、気を引き締める。
「君の愛しの幼馴染みは、グーテ王子だ」
男はそう言って、座り込む。私は、理解が追い付かなかった。グーテは、日向?え?意味が分からない。
「グーテが、なんだって・・・」
「だから、日向君だよ。君が求めてやまない、佐藤日向君だよ」
その瞬間、私は全身の力が抜け、へたり込んでしまう。なんで、気付かなかったのか。こんなに近くにいたのに。
唇が震えて、言葉が出ない。しかし、神々は私の言いたいことが分かるのか、勝手に話し出した。
「ダメだよ。無理矢理記憶を引き出しちゃ。まだ、ダメ。その時じゃない。真実を言うのは学園が終わってから。これを守らないと、死ぬよ。日向君」
私はふらふらとした足取りで、部屋を出る。神々は勝手に帰るだろう。神官が何かを言っているけど、聞こえない。耳に、頭に入ってこない。
私は馬車に乗り込み、学園に向かう。グーテへの接し方が、分からなくなった。
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「ありゃりゃ、言っちゃった」
神々は地球に戻り、他の神にも事情を説明する。皆が皆、同じ表情をした。
「仕方ないだろ、あのままだと、ミカの精神が持たない。新しい魂を見つけるなんて出来ねぇし」
「ミカの日向への思い、ヤバイな」
「いやいやいや。日向の方が、ヤンデレになる未来しか見えない」
「未来視?」
「そう、日向、ずっと引っ付いてるよ。お茶会も全部断ってるし」
「やばぁ」
「ミカはまともになってるよ。むしろ、元に戻って日向の狂気に引いてる」
はい、お久しぶりです、皆さん。なんか、もう皆気付いてると思うので、グーテ=日向の話を書きました。ミカはまともになる予定です。日向のヤンデレっぷり頑張って書きます。




