表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/28

幻想

無事夏休みに突入し、私とグーテは変装をして王都を散策中だ。

「あ、あれ食べたい」

「あれか?この前食べたけど、美味しくなかったぞ」

「マジ?じゃ、いいや」

はたから見ればデートにしか見えないだろう。しかし、これは罰ゲームの一つだと忘れてはいけない。


のんびり、気の向くままにお店を覗き、グーテが奢る。いや、ただのお出掛けやん。罰ゲームじゃないやん。

私は楽しそうに商品を見て、私の髪に髪飾りをあてているグーテを見る。こいつ、何したいの?

「これ、似合うよ」

グーテはニコニコしながら、私にそう言った。

「あっそ」


それから、私達はこじゃれたカフェで昼食にした。

「う、うまい!何これ」

「だろ?ロウのために頑張ったんだ」

私は目の前にあるパンケーキを頬張る。前世でも食べたこと無いよ。すごいよ。日本で出したら即有名店だ。

グーテはそんな私を見て、楽しそうに笑う。そして、流石王子。優雅にパンケーキを切り、口に運んでいく。

「グーテも、王子様なんだね」

私は思わずそう言ってしまった。案の定、グーテは顔をしかめた。


「それ以外の何なんだよ」

「いや、別に。ただね。どこかで信じてたのかな」

グーテは何を言っているのか分からなかったのか、パンケーキに意識を向けた。


そう、どこかで信じていた。ここが、夢の世界で、体は日本にいるって。でも、幻想だって、分かってる。


日向、どこにいるの?せめて、あんたに会いたいよ。

評価ポイントありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ