お好みの具材でお好み焼き。だけど… ~祝・感想200件 ニアピンのニア賞(後)
今回は感想200件 ニアピンのニア賞 後(202件目)、間咲正樹様のリクエスト回になります。
ご笑納ください。
さてさて。
大阪名物、と呼ばれるものには各種『粉もん』があります。
今回お話する『お好み焼き』はその代表格と言えなくもないでしょう。
正直たこ焼きの方がより『大阪名物』っぽいですけど、お好み焼きも遜色はないかと。
特別な焼き機(たこ焼き機など)がなくても、日本全国どこの家庭でも手軽に作れるのが、お好み焼きのいいところといえましょう。
別に、テレビなんかでよく映し出されているでっかい鉄板がなくても、フライパンがあればちゃんと作れます。
といいますか、私はいつもフライパンで作っています(笑)。
【お気楽・家庭のお好み焼き(豚玉)】
〈材料〉(3~4人前)
キャベツ(大きめの葉が4~5枚)、長ネギ1本(もしくは青葱3本くらい)、長いも(5~8㎝くらい。太さによる)、たまご、豚バラスライス(もしくはお好み焼き用)、天かす(揚げ玉)
てんぷら粉(薄力粉、お好み焼き粉でもいいでしょう)、和風粉末だし(1/2~1本)、水(適量)
お好み焼き用のソース、マヨネーズ、削り節や青のり、紅ショウガなどお好みで。
〈作り方〉
① キャベツを、粗めの千切りに刻む。長ネギなどは小口切り。
刻んだものは大きめのボウルに入れて軽く混ぜておく。
② 長いもを洗って皮をむき、すりおろす。すりおろしたものを①のボウルへ。
③ ②の中へたまごを入れ、全体を混ぜながらてんぷら粉を少しずつ入れてゆく。全体がホットケーキの種くらいの固さになるのを目安に、粉と水で調整する。
④ フライパンを熱し、油をひく。火加減は強めの中火。
⑤ 十分温まった④へ、③の種を入れる。
焼きながら、種の表面に天かすを振り、豚肉をまんべんなく並べる。
⑥ 底がしっかり焼けると、フライ返しやコテで上下をひっくり返す。
⑦ 裏返した焼けた側を、フライ返しやコテの先で軽く、ちょんちょんと穴をあける(生地に火が通りやすくなる)。
好みで、焼いている生地を押さえてぺっちゃんこにしてもいいが、軽くポンポンと叩く程度で十分、全体はなじむ。
⑧ 焼けた豚肉から油が出てくる頃合いで火を弱め、蓋をして蒸し焼き。
⑨ 焼き上がると一度皿などに取り、フライパンの中央へたまごを割り入れる。
⑩ 焼いているたまごの上へ、⑨のお好み焼きを、豚肉側を下にして軽く焼く。
⑪ ⑩を、たまごと豚肉側を上にして皿に取り(皿を被せてひっくり返しても良い)、ソースなど好みのものを付けて召し上がれ!
粉については、キャベツをまとめるツナギ的感覚でOKだろうと思います。
様子を見ながら足し、水もちょいちょい。
たまごと長いもを入れるせいでしょう、あまり神経質にならなくても種はまとまります。
私はてんぷら粉を使いますが、もちろん市販のお好み焼き粉、あるいは王道正統派?薄力粉でもいいでしょう。
ただ、ベーキングパウダーが入っているてんぷら粉や(私は使ったことがありませんが)市販のお好み焼き粉の方が、簡単に『外はカリッと』なお好み焼きになると思います。
また、『中はふんわり』なお好み焼きのポイントは、生地に長いもやたまごを入れることかなと思います。
特に長いも。
たくさん要りませんが、あるのとないのとでは大違いです。
生地を3~4等分して焼いても、28㎝くらいの大きめなフライパンならイッキに焼いても、どちらでもOK。
ただ、大きくなると当然ながらひっくり返しにくくなりますから、慣れるまでは小さく焼くことをお勧めします。
これは基本の『豚玉』ですが、もちろん海老でも牡蠣でも、お好みの具を入れて楽しんで下さい。
薄めにソース味をつけた焼きそばを上に乗っけた、『モダン焼き』もいいですね!
ウチの息子は『モダン焼き』派です。
ただまあ……お好み焼きって、豚玉で始まって豚玉に帰ってくるといいますか。
結局、豚玉が至高だったりします。
外はカリッと、中はふんわりの豚玉。
永遠の定番は永遠に美味い。
そんな感じでありますね。




