⑱ あり合わせポトフ
前回「いつまでも暑い」とボヤいていたら、急に寒くなりましたね~。
全国的に九月並みの気温から、一気に十一月並みの気温へ急降下。
えー、十月は?
天高く馬肥ゆる秋、の言葉に最もふさわしい、私の好きなすがすがしい十月は?
さわやかな高い空、風に揺れる気の早い紅葉、そして木犀の香りただよう十月は?
十月さーん、comeback!
でも今年はもう、十月っぽい気候へ戻りそうもないですねえ。
あきらめて、あったかいものでも食べましょう……。
【あり合わせで作る、適当ポトフ】
ポトフって普通、丸ごと(もしくは大きめに切った)野菜を煮込むお料理かもしれませんけど、あまり大きいと食べにくい(特に子供さんが小さい場合)ので、ウチでは一般的なシチューに入れる程度に野菜を切ります。
この方が火が通るのも早いでしょうし、マ、日本の一般家庭ではこれでいいのかもしれません。
〈材料〉
玉ねぎ、じゃがいも、人参、キャベツ(もしくは白菜)くらいは必須。
ソーセージ、ベーコン(薄いのでも可。でも可能なら分厚い方がいいかも)。
あるいは豚バラ(スライスでもブロックを切り分けても)、もしくは骨付きの鶏肉(手羽中、手羽元、もも肉でも)。
ブロッコリー、カリフラワー、キノコなどもあれば。
(冷蔵庫の在庫整理にぴったり)
にんにくやショウガを一片、ブラックペッパー(ホール)、ローレルなどをお好みで。
酒、コンソメ顆粒、塩コショウ。
隠し味として、醤油ひとたらしにバター一片など。
〈作り方〉
① 野菜類を食べやすい大きさに切り分ける。
ブロッコリーやキノコなどを小房にわける。
(もしブロッコリーの茎が新鮮で大きいのなら、厚めに皮をむいて繊維を断つように輪切りにして具に加えるのもおススメ)
② だし兼具になる肉類に下ごしらえ。
まず切り分け、生肉類は軽く下茹でをして灰汁を取る方がベター。
③ にんにくとショウガをみじん切りにする。
④ 大きめの鍋に油をひき、③を入れて火にかける。
⑤ ④が温まって香りが立ってきたら、①を入れて軽く炒める。
(ただし、小房にわけたブロッコリーやカリフラワーは、⑦の手前に加える方がベター)
⑥ ⑤が炒まったら具材にひたひた強くらいに水を入れ、②を入れて酒を1/2~1カップ足し、あればホールのブラックペッパーやローレルを入れ、中火で煮る。
⑦ 火が通って全体がなじんだ頃合いにコンソメを加え、弱火で少し煮る。塩コショウなどで味を調える。
⑧ お好みで、火からおろす前に醤油やバターを隠し味的に入れると、味が複雑になって美味しい。
あり合わせの材料をポンポン放り込んで(笑)、基本はコンソメで煮るだけのお手軽な具沢山スープ。
セロリなど香味野菜も入れたいところですが、嫌いな人も多いので(ウチの場合)入れませんが、これはこれで美味しいです。
パンと一緒に食べると美味しいです。
甘みがあるので好き嫌いが別れますが、ホットケーキミックスを利用したケークサレやソーダブレッドを添えてもいいかもしれません。
こういう煮込み料理や、お鍋が美味しい季節になってきました。
今年も後わずかになってきましたね……。




