② むちゃぶりダンナ 中の1
という訳で?頭の中がT‐800な気分になった私は、とぼしい知力を振り絞り、むちゃぶりダンナの野望を終わらせる(あれ?可能なのを証明したら彼の野望達成を進めることになるのか?くうっ、だけどコマンドは入力されちまったゼ!)べく、シミュレート。
【ミッション・三が日をそれぞれのテーマで、作り立て・出来立て・アツアツのおかずを用意せよ】
1日――なんちゃって中華風
2日――洋食屋さんの洋食風
3日――古き良きアメリカーン風
Start!
今までは31日に三が日に使う分の食材を買っていたが、本ミッションを遂行するにはひき肉の鮮度に問題が生じる可能性が否定できない。
そこで買い物の計画を変える。
ありがたいことに自宅近くの某大手スーパーは、正月も営業している。
1日に使う食材だけを31日に買い、2日以降に使う食材は2日の午後、親元に年始の挨拶を済ませた帰りに買おう。
時節柄三密等が気になる為、いつもは開店と同時に買い物をするよう心掛けている。が、2日は午後になるのが少々気になるが、あらかじめ買うものを限定して売り場からレジへ、可能な限り無駄のない動線で速やかに買うよう心掛けよう。
〈31日に買うものリスト〉
春巻きの皮、ぎょうざの皮、春雨(春巻き用)、豚小間(春巻き用)、豚のひき肉(ぎょうざ用)。
雑煮用の各種野菜、キャベツ、ニラ、しいたけ、長葱、玉ねぎなど、1日に必要なもの&三が日保ちそうな各種野菜類。
レモン、レタス、トマトなどの彩り野菜。
たまご、牛乳、パン粉、バターなど、切れると困る、日持ちの可能なものも心細いならば買っておく。
〈31日にやっておくこと〉
雑煮用の出汁を取り、雑煮用に使う野菜類を切って、すぐに使えるようにしておく。
〈1日〉
戦闘開始。以下のような手順で作戦を実行する。
① 野菜の準備。
キャベツ、ニラ、長葱をみじん切りにして大きめのボウルへ(ぎょうざ用)。
長葱、しいたけ、彩り程度に人参、タケノコ(好みで。ウチは入れません)を細切りにして別の容器へ。豚小間も野菜と同じくらいの細さに切って準備しておけばベター。
彩りに必要なレタスやトマト、レモンなどを洗ったり切ったりして冷蔵庫などへ保管。
② 湯を沸かし、春雨を戻しておく。
③ ぎょうざの具を作る。
刻んだ野菜の中へ豚ミンチを入れ、酒・塩・しょうゆ・ごま油などで調味。
しょうがをすりおろして搾った汁を入れるのもいいし、面倒ならチューブ入りのおろししょうがをちょろりと。にんにくは好みで。
よく混ぜ、冷蔵庫などに一時保管。
④ 春巻きの具を作る。
まずは豚肉に軽く酒を振って炒め、色が変わると野菜を投入。
しんなりしてきたら戻した春雨を加え、炒め合わせる。
塩コショウ、しょうゆ、オイスターソース少々を入れた後に少し湯を差し、鶏がらスープの素などを入れて軽く煮る。
好みで水溶き片栗粉でとろみをつける。
バッドなどに取り、広げて室温で冷ます。
⑤ ぎょうざの具を皮に包む。
冷蔵庫からぎょうざの皮と具を取り、皮の周りを水でぬらす。
具を皮の真ん中に置き、ひだを取って包んでゆく。(20~24個くらい)
⑥ 春巻きを包む。
ぎょうざを包んでいる間に冷めたであろう春巻きの具を10等分し(春巻きの皮は大抵10枚入り)、包む。
糊の代わりに小麦粉を水で溶いたもので巻き終わりをとめる。
⑦ 雑煮の準備
頃合いを見て出汁を火にかけ、ふつふつしてくると用意しておいた野菜を入れ、煮る。
野菜に火が通ると味付け。頃合いを見て餅を入れる。
(味付けは、すまし仕立てでも白みそ仕立てどちらでもいいが、今日のメインと相性がいいのは、どちらかと言えばすまし仕立てだろう)
⑧ ぎょうざを焼き、春巻きを揚げる。
コンロ3口フル稼働!
⑨ 盛り付け。
彩りよく!
ただ、春巻きはともかく、ぎょうざはシンプルに皿に取った方が美味しそうかも。
雑煮をそれぞれのお椀に注ぐ。
熱いうちに召し上がれ!
1日のミッションクリア!グッジョブ!