言ったもん勝ち・スパニッシュオムレツ
感想100件記念・ニアピン賞(99件目)の、おかやす様リクエストの特別回になります。
さてさて、感想100件記念回の第二弾。
今回は『田舎風オムレツ』について。
『田舎風オムレツ』。
イメージ的にこんな感じでしょうか?
具沢山でもっさりしているけど、ボリューミーで美味しいたまご料理。
農家のおかあさんが野良仕事の合間に、残り野菜や芋、ハムのきれっぱしなんかをざざっと炒め、庭で飼っているめんどりさんが産んだ卵でとじた、お腹にガツンとたまるオムレツ。
パリジャンやパリジェンヌ御用達?、たまごに塩コショウ程度のシンプルで粋なオムレツとは、良くも悪くも真逆のもの。
エラソーにお料理エッセイなんかを書いていますけど、さほど手先が器用でない私。
シンプルなオムレツを美しく焼くのは、ちょっとハードル高いのです。
そんな私にぴったりな、火加減さえ気を付けていれば片手間に作れそうな、簡単オムレツが『田舎風オムレツ』ですよね♪
おまけに、そこそこ見栄えがしつつも材料費のかからない、冷蔵庫の在庫整理にもなるお助けリサイクルメニュー。
趣味や道楽でなく日常的に料理をしている者には、ここも結構重要なポイントになります。
……えーと。
リクエストされたおかやす様は、正統派の洋食屋さんでアルバイトなさっていたという話ですから、ひょっとするともっと小洒落た一品をイメージされているかもしれませんけど。
所詮はかわかみれいのお料理エッセイ、この辺のもっさりした内容で勘弁して下さい~。
言い訳も済んだところで?、話を進めましょう。
『田舎風オムレツ』という単語で真っ先に思い浮かぶのが、スパニッシュオムレツとかトルティーヤ、と呼ばれているもの。
いやアンタが作ってるのはビンボーくさい、余りものリサイクル玉子焼きだろう、ですけど。
ここは言ったモン勝ち(笑)。
トルティーヤ、あるいはスパニッシュオムレツと言い切って、
Let's cooking!
【言ったもん勝ち・スパニッシュオムレツ】
〈材料〉
たまご(6個ほど) 玉ねぎ小1個、きのこ類、ニンジンやピーマンなどを少々(彩り要員)、ハムやベーコン少々、ピザ用などの溶けるチーズ
サラダ油かオリーブ油、塩コショウ、酒
ネットでレシピを探すと、じゃがいもやほうれん草を湯がいて下処理したものを入れる、のが、スパニッシュオムレツ(トルティーヤ)の定番の具のようです。
もちろんそちらも美味しいでしょうけど、私はまだやったことがありませんね~。
〈作り方〉
① 野菜を切る。
玉ねぎは繊維にそって薄めのくし切り、きのこ類は食べやすく。椎茸やエリンギはかさを細切り、いしずきは取って軸は手でさく。ニンジンやピーマンも細切りに。
② ハムやベーコンは食べやすい大きさに切る。
こちらは好みで、細切りでも太めでも。
③ たまごをボールに割り入れ、塩コショウ。牛乳、あれば生クリームを少し入れ、よくとく。
④ 大きめのフライパンにサラダ油かオリーブ油を入れて中火にかけ、①の野菜類を入れてしんなりするくらい炒める。
⑤ ②を④へ入れ、酒をふって炒め合わせる。
⑥ ⑤へ③の卵液を入れて底から軽く混ぜ、チーズを表面にまんべんなく振り入れ、もう一度軽く混ぜた後、火を弱める。
⑦ フライパンに蓋をして、じっくり焼く。
⑧ ⑦の表面が少し乾いた感じになると、上下をひっくり返す。フライパンに皿を被せて逆さにし、皿に取ったオムレツを滑らせるようにしてフライパンへ戻すと、上手くゆきやすい。
⑨ 反対側もじっくり焼く。(弱火)
焼き上がると皿に取り、食べやすい大きさに切り分けましょう。
お供はコーンスープやポタージュ、サラダの小鉢など。
パンは、バタールやカンパーニュなど歯ごたえのあるハードなタイプが合うでしょうね。
そのままでもいいですが、好みでマヨネーズやケチャップを添えて。
お好み焼きソースも悪くないかもしれません。
気取ったマナーは気にせず、家族みんなでワイルドにいただきましょう!




