② むちゃぶりダンナ 上
とまあ、こんな感じにウチでは、お正月にこってりしたものを山ほどこしらえていたのですが。
今年、旦那がとんでもないむちゃぶり発言をしてきたので、ちょっとムッとしました(笑)。
会話を再現するのならこんな感じでしょうか。
夫 あー、正月も終わったなあ。今年も旨かった♥
私 そう?良かった、作った甲斐あるし。
夫 でもな…
私 ん?
夫 1日目は出来立てやからエエけど、2日目は冷たなるやん?
私 (そりゃまあ。冷蔵庫にしまうしねえ)
夫 いっそのこと元旦にイッキに作るんやなくて。三が日にちょびちょびずつ、作ってゆくとか出来へんの?
私 (ナヌ?)
夫 1日は春巻きとギョーザ、2日はコロッケとミンチカツ、3日はハンバーグとフライドチキンとか……。
……おいこら。
あのなあ(怒)。
どれもこれも結構、手間のかかるものなのだぞ!
それにギョーザだと?コロッケだと?
ギョーザもコロッケも今まで、お正月には作ってないぞ!さり気なく品数を増やさないでよ!
どれもこれも、チマチマチマチマ、手がかかるんだよ?
それなのに春巻きとギョーザを同じ日に提供しろ、ですと?
中華料理屋さんじゃない一主婦に、しかも手伝いはイナイのですぞ!
コロッケとミンチカツを、同じ日に作れですと?
それぞれ具の準備も大変な上、衣つけて揚げるようなのを、2種類も?
第一、アナタの好きなひき肉料理を、五月雨式に出せ、と?
ひき肉は傷みやすいからイッキに作ってイッキに提供、の方が、冬場とはいえ安心だし。
31日の内に作ってそれぞれを冷凍、と言う手もあるけど、それではどうしても、ちょいと味が落ちるから、私としてはお正月から食べたくない。
正月から旨いもの(好きなもの)を、いい状態(揚げたて・焼き立て)で食べたい、気持ちはわかる。
でもね。
君は妻を、三が日息継ぐ暇もなく台所に立たせるのかい?
年末年始は『嫁』業もそれなりに忙しい(餅つきの手伝いが30日にあるし、1日は年始の挨拶もある)から、通常より気を張っているんですけど?
という気分の黒いオーラを漂わせた無言の圧力の後、
私 それはちょっと……手間がかかり過ぎるし。
と、ぼそっと言ったら、さすがにそれ以上は押してきませんでしたけど(笑)。
しかし。
挑戦されると後に引けない、気分になっちまうのが、無自覚厨二病患者・かわかみれい。
ヘイ!ダンナ!
ずいぶんと挑発してくれるじゃねえかよ、この、さのばびっちが!
(多分やらないけど)シミュレーションしてやるぜ!
吠え面かきやがれ、クソが!地獄で会おうぜ、べいびい!←?
つう びい こんてにゅう……。