閑話Ⅱ よもつへぐい?
連続で閑話、失礼します。
これは、この前に書いた奇妙な夢の後、しばらく経ったある日に見た、続編のようなそうでないような、そんな夢の話です。
さらっと読み流して下さい。
私は高校生。
そして、まかないのおばちゃんというのか食事を作る調理員(ツッコミどころ満載だが、なにぶん夢なので)。
生徒でありながら同級生の朝・昼・晩の食事を作る仕事もしている……という、謎設定の寮か何かで私は暮らしている様子。
とある日。
修学旅行?で3日ほど学校を留守にした、翌日。
私は、朝食用の小さなフランスパンをクラスの人数分抱え(修学旅行から帰ったものの、もう遅かったので朝ごはん用の米を仕込めなかったから…とか何とかいう理由)、登校。
でも、ここでもう一つの悪夢『間に合わない・たどり着かない』(決まった時間に間に合わず、なかなか目的の場所へたどり着かない、という設定の、かわかみが見る定番の悪夢)が発動?し、見事に遅刻する私。
授業はとっくに始まっているが、私はもう一人のまかない係の女の子(彼女は完全にアシスタント的立場で、能動的に何かすることはない)と一緒に、遅まきながら教室の隅で朝食作りを始める。
オイオイもう授業中だろうとか、アンタ生徒ならちゃんと授業聞けよとか、何故厨房でなく教室で作るのだとか、今から作ったら朝食か昼食かワカラン時間に出来上がるだろうがとか、ツッコミどころ満載ながら、なにぶん夢なので。(再)
ただ、せっかく用意したフランスパン(ホットドック風のサンドウィッチにする予定だった)だが、具になるものがないことが判明。
急遽ご飯を炊くことに。←?? ……いや、どう考えてもそれは変だろうとか、パンを買う時に一緒に具も買えよとか、具がないのならフレンチトーストとかにしろよとか、ツッコミどころ満載ながら、なにぶん夢なので。(再々)
ただ白飯では味気ないので、冷蔵庫(ホテルの部屋に備え付けられているような、ごく小さな冷蔵庫がある)に入っていた残り物のベーコンと、缶詰のスイートコーンで炊き込みご飯を作ることに。
一升ばかり米を研ぎ(業務用のガス炊飯器が何故か教室の隅にある。ツッコミどころ……以下略)、昆布を乗せ、通常より少なめの水を入れ、刻んだベーコンとコーンを入れて酒少々と塩。点火して、ようやくほっとする私。
あとは何か汁ものを……などと考えているうちに夢から覚める。
……ええと。
だから何?と言われれば、いえ別にそれだけですスミマセン、なのですが。
まあ、前回の夢ほど気味悪くはなかったですね。
ただ、自分が何故か生徒や学生さんで、なんらかの食事を作る役割の人……ってパターンが続いているのが、我ながらヘンな気分です。
少なくとも、高校時代や大学時代に戻りたい気はまったくありません。
自慢じゃありませんが所謂『陰キャ・非モテ』、キラキラした青春とは無縁な学生時代でした。
むしろ社会人になってからの方が、ある意味人生が楽になった感触すらあります。
ついでに、年齢は若返っているのに、作る食事の内容(量とか臨機応変さとか)がぐんとレベルアップしているのは何故だ?とも。
この分だと次あたり、私は、中学生か小学生なのに三ツ星レストラン並みの料理を作らねばならない……設定になってしまうかもしれませんね(笑)。
まあ、レストランに勤めた経験がないので、さすがにそうはならないでしょうけど。
いずれにせよ、私は作ってばかりでちっとも食べません(泣)。
私が、優雅にゆったり食事する夢を見始めれば……そろそろお迎え、なのかもしれませんねえ。
〈おまけ〉
夢で作っていた炊き込みごはんは、そこそこ美味しく作れます、多分。
作りやすい分量で、レシピに起こしてみましょう。
【どうやら夢で作っていたらしい、ベーコンとコーンの炊き込みご飯】
① 米を2~3合とぎ、通常より少なめの水加減で仕掛ける。
そこへ昆布5㎝ほど入れ、30分ほど吸水させる。
② ベーコンのハーフパック(よく3連か4連のセットで売られている)を1パック、1~1.5㎝幅に切る。
③ コーンの缶詰(はご○もフーズの○ャキッと○ーンなど)を開け、ざるなどで水気を切る。
④ ①へ②③を入れて表面を平らにし、酒大さじ1、塩小さじ1~1.5加えて炊く。
⑤ 炊き上がると昆布を取り出し、バター10gほどを入れて全体を混ぜる。
昔読んだお料理漫画に、枝豆とバターの洋風炊き込みごはんのレシピがありました。
時期を選ぶ枝豆ではなく、季節を問わないコーンでそのレシピをアレンジしたものがこれです。
いつもは他にもっと具を入れて作りますが、なるほど、ベーコンとコーンだけで十分美味しく出来そうです。
今度作ってみようかな、と思いました。
夢で、手抜きメニューの開発、か?
ある意味、私は業が深いようですね……。




