① Ⅰ'm Back
こんにちは。
食いしん坊料理人・かわかみれいです。
お馴染みの方々、また始めました(笑)。
はじめましての方、はじめまして。(←?)
去年の春『昼飯ミッション』という、緊急事態宣言下で休校中の子供に食べさせるお昼ごはんどうする!?エッセイを書いた者です。
あの頃よりもコロナ感染の状況は、かなり悪化していますね。
今回は休校措置等はなされないようですが、予断を許しません。
でも、たとえどんな状況であろうとも、ヒトが生きている限りメシ問題は絡んでくるもの。
メシは永遠のテーマでしょう。
いやまあ、そう大上段から振りかぶることもありますまい。
お茶でも飲みながらお付き合い下さい。
拙作が皆様方の息抜き・もしくはささやかな料理のヒントになれば、筆者としても幸せです。
さてさて。
本日は1月6日。
子供たちも学校へ行き始め、いわゆる『おとそ気分』も抜けてくるころでしょうか。
ちょっと振り返り、お正月料理にまつわるアレコレをおしゃべりしようかと思います。
皆様方、お節料理ってどんな感じのものを召しあがりますか?
やっぱり、伝統的・正統派なものを召しあがる方が多いでしょうね。
でもウチは旦那さんが、伝統的なおせち料理がキライでしてね。
煮しめなんかは特にキライ。
それ以外の、海産物系の縁起物もキライ。数の子とかもだから食べたがりませんね。
強いて言うならごまめ(田作り)は食べます(笑)。
元々下戸で甘党だというのもありますけど、酒の肴になりそうなものに食指は動かないようです。
(だけど栗きんとんもキライなのは何故?和菓子的に甘いのに)
まあ、どうせ年始の挨拶で1日と2日にそれぞれの親元へ行き、お昼ごはんは正統派おせち(作ったり買ったりしたもの)が出るのですから、自宅で似たようなものを作ることもないか、と、結婚後の私は、まったく正統派でないものを『おせち』として作るようになりました。
ラインナップとしては以下のようなものです。
(年によって多少変わります)
①春巻き ②ハンバーグ ③ミンチカツ ④ 鶏のから揚げorフライドチキン ⑤ 海老フライ ⑥ 玉子焼き
……嗚呼、胸焼けラインナップ(笑)。
④が、味付けに味噌を使った和風のチキンナゲットになったり、海老フライ用の海老まで31日の年越しそば用海老天に化けたり(今回。ちょっと前まで息子は、海老フライは好きだけど海老天は嫌いだったのに、突然海老天好きになっていたのが判明。大晦日、夕飯はいつも年越しそばを用意し、海老天を揚げますけど、一昨年くらいまでは付き合いで1尾、食べるくらいでした。だから人数分×2尾くらいを天ぷら、残りを海老フライにしていましたが、今回は買った分――12尾ほど――をすべて天ぷらにし、その実に半分強、ヤツがぺろりと平らげましたよ。若いってすごい…)と、多少の変化はありますが、基本はこんな感じになります。
31日の夕食後から仕込みを始め(1時間から1時間半)、1日の夕方に仕上げ(春巻きの皮で包んだりハンバーグやミンチカツを形にしたり…とか。その後もちろん揚げたり焼いたりで、こちらも1時間から1時間半、かかりますね。ご飯代わりの雑煮も作りますから、コンロは大忙し、私も大忙しです~)。
出来上がったものを小さいお重と、5年ほど前にもらった鯉の滝登りの絵がどどんと描かれた大皿に、盛ります。
彩りを兼ねて葉物野菜やトマト、レモン等が少々入りますが(主に私向け)、中高生の運動部所属男子が喜びそうな、ガッツリ肉系おかずですよね~。
ウチの旦那さん、もうかなりのオジサンなのに、味覚と胃は中高生なのでしょう(笑)。
ついでに、鶏肉大好き♥牛肉あまり好きでない、というリーズナブル(笑)な男。
ローストビーフやステーキを用意してもあまり喜びません(いえ食べますよ。でもテンションの上がり方が良いのは、ローストビーフよりローストチキンやフライドチキンww。コスパ?が良いのです)。
1日の夕方に作れば2日はその残りに雑煮を添えれば夕飯の準備が済みますので、まあ頑張って作ります。
でも最近は息子が育ってきたのもあって、これだけ作っても1日のうちにほとんどなくなるという、怖ろしい状態です。
食べ盛りの男の子が二人三人いるご家庭は一体どんな感じなのか、そら恐ろしい気がしますネ……。
世のキッチン担当者様、頑張りましょう!と、勝手に共感して勝手にエールを送らせていただきます(笑)。