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召喚
見切り発車で開始。
よろしくお願いします。
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「本当に成功したのか!」
ここは…?
暗い…。
何人か遠巻きに俺を見ている人達がいるようだけど、目がこの明るさに慣れていないのかよく見えない。
一体どうなってる?
「おお!勇者様でございますな!」
………は?
なんだ?俺に言ったのか?勇者?
って…
まさか これは 夢にまで見ていた憧れの 勇者召喚!?異世界転移!?
…
…
…いや!待て!落ち着け!
定番といえば他にも色々あったはず!
勇者俺だけじゃない説。
巻き込まれた一般人説。
召喚されたものの、マジで手違い説。
そもそも人間として転移してない説。
ふぅ。勘違いで舞い上がる前に冷静になれたぜ。
謎の人A「あ、いえ、勇者様はお一人ですよ。」
謎の人B「すぐに分かることとは思いますが、人であるように思います。」
謎の人C「確かに勇者様であるかは私共には分かりませんが、賢者様にお会いすれば分かります。ご安心を。」
あ、声出てたみたいだ。