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【角不成】(俣彦『短編ぼくのまち』)

コンピュータはヒトを超えることが出来るのか?


のテーマの中で

今、最も面白い位置。

拮抗した状態になっているのが


将棋


の世界でありまして

現行の形式は今年まで。

となっております

プロ棋士とコンピュータとの団体戦。


その2局目に置きまして


成ったとしましても

元の動きを失わないから・・・


と『歩』『角』『飛車』の成らずを

コンピュータが手抜きしている(認識していない)ことを

突き止めましたプロ棋士が

プロ棋士勝利を決定づける一手で用い

咎めることにより指摘される。


と言う場面がニュースとして取り上げられておりました。


『打ち歩詰め』を回避するために

成らずを実行に移されることはありますので

コンピュータ側の不備でもありますし、

今後の発展のためにも

その不備をプロ棋士が指摘されることも大事なことであります。


この局面を見て思ったこと。


(・・・昔のゲームってこんなんだったよね・・・)


やりたいことがこれだけあるのだけど

如何せん容量が足りない。

(当時は2の8乗)


なんとか発売するために

削りに削って

容量内に収めることによりまして

様々な『名作』

と言うモノが生まれたんだと

私は思っています。


(文学の世界ですと

『俳句』

が良い例なのかもしれません)


『五七五』の17文字の中に

更に『季語』を入れなければならない

(その『季語』も2つはダメ)

など様々な制約に縛られに縛られたがため

頭を捻りに捻った結果産み出されるから・・・。


(・・・私には無縁の世界でありますが・・・)


今回の『不成』の手抜きも

そこで空いたスペースを

より高度な計算の場に使われたのかと思われますし、

そのことを発見された棋士のかたの凄まじさ。


コンピュータ側のかたの

次の発展に期待しております。


今のゲームは

作り手側のかたも

何処まで行っていいのかわからないぐらい

スペースがあるのかもしれません。


グラフィックとか動作環境を充実させる点におきましては

喜ばしいことなのではありますが


アイディアのほうにつきましては

作り手、遊び手共々戸惑っているところがあるのかもしれません。


ヒトが不便に感じるぐらいのハード(紙、鉛筆にダイス)でも楽しめるモノ

から創りあげたほうが良いのかも?

と、ゲーム見ながら感じる今日この頃にございます。


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