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第1.5次元『運命ノ参加者探シ』
『現実世界.小サナ公園……』
「ここは静かでいい場所ですね」
先程から色々な電波に追いかけられていたので、この小さな公園はオアシスのような物だった
それに、まだ参加者を見つけていない
参加資格は『子供』であること
それ以外は存在しないのだが、最近の人間は私を見るなり『コスプレイヤー』と言って写真を願われる
全く、これは私の体だと言うのに
それに、今は『夏休み』なる期間で、水辺に居る子供も少なくない
どうも私は水はダメなのだ、防水に作られては居るが、やはり怖い
「これじゃ仕事が終わりません!!!」
その時に体を反らしたのが失敗だった
このベンチには背もたれが無いのを忘れていた。
この後どうなるかなんて、考えなくても分かる
それはどうしようと避けられない運命
「ワァ!?!?」
想像通りで期待通り
私は頭から盛大に落下してしまった
何故か声が出ない、恐らく意識が飛ぶのだろう
これも……運命ですね