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第1次元『予定調和ノ自己紹介』
「さて、何するか」
『夏休み』
子供としての鎖が緩んで、落ちる時期
それは1ヶ月もあり、長い自由が訪れる
そして、暇と隣合わせの状況にも陥る
「心はどっか行きたいとこある?」
アイスを食べながら、寝っ転がっている内の一人、加賀美 未楽がそう返してくる
「俺は別に…」
俺は鍵原 心
ここにいる全員が、中1だ
「海行こ~ぜ、な、心」
起き上がり、いつものテンションで海をごり押しするこいつは霧雲 天哉だ
「うっさいし、日焼けしたくないから却下」
冷静にそういい放ったのは、千野 月
「今日は海って気分じゃ無いかな、どちらかと言うと、買い物とか涼しいとこ行きたい」
それを聞くと、ルナは「じゃあさっさと駅行くよ!!」と張り切り、荷物を片付け出した
お前は買い物行きたかったのかよ