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七回表 〜死球、三失、四球→代走、左犠飛☆、右2☆、捕邪飛〜

 中学時代は陸上部と野球部を掛け持ちしていた春日輝(かすがひかる)は、県庁所在地出身でJ中学依田のことは知っていた。彼は中学時代から大型スラッガーとして有名で、エースで四番という所謂スター選手であった。そんな彼を擁するJ中と地区大会で対戦てボロ負けした春日は、逆に奮起して高校では野球部一択で入部を決めた。

 スプリンターとして地方大会にも出場し、四百メートルリレーで入賞した彼は入部時から代走要因として日夜走塁に磨きをかけてきた。宅師も彼の足の速さに絶対の信頼を寄せており、“走塁のスペシャリスト”として県内高校野球会で徐々に知名度を上げていた。


 先頭打者(バッター)田村が死球(デットボール)、次の打者(バッター)松原も相手の失策(エラー)で無死一、二塁となる。群の打順の際相手のバッテリーミスで田村と松原は進塁を狙うも、松原がアウトになって一死三塁となる。群は冷静に四球(フォアボール)を選び、宅師はベンチ内でストレッチをしている春日に目配せしてからタイムを出した。

「一塁代走、春日」

 ようやっと訪れた見せ場のチャンスに彼は元気一杯でベンチから飛び出した。

「生還してください」

 本当ならもっと試合に出たかったであろう群が笑顔で先輩を送り出す。二年生だからチャンスがまだあるとは言え、部員が八人しか残らなかったためこの大会に一縷の望みをかけている様子なのは日頃の態度で感じていた。

「うっしゃ!」

 春日はチームメイトの期待を背に乗せて、勇樹の犠飛(犠牲フライ)の後哲の二塁打(ツーベースヒット)でダイヤモンドを駆け抜け四点目のホームを踏んだ。


総合高校|0010012|4

ーーーーーーーーーーーーーー

海洋水産|132000 |6


選手交代②

【総合高校】

①遊 中西勇樹(なかにしゆうき)

②投 中西哲(なかにしてつ)

③左 小木凌太朗(おぎりょうたろう)

④右 依田稔(よだみのる)

⑤捕 峰川誠(みねかわまこと)

⑥一 柳原翔汰(やなぎはらしょうた)

⑦三 田村薫(たむらかおる)

⑧二 松原祥太郎(まつばらしょうたろう)

⑨中 群滉聖(むれこうせい)

 走 春日輝(かすがひかる)

【海洋水産】

①中 芹澤(せりざわ)

②遊 丸山(まるやま)

③右 武田(たけだ)

④捕 (はなわ)

⑤左 竜﨑(りゅうざき)

⑥二 望月(もちづき)

⑦三 八尾(やお)

⑧一 戸塚(とつか)

⑨投 小林(こばやし)

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