閑話・プロローグ に登場した兵器とか用語とか
架空の兵器なども多々登場しますので本文中で説明しきれなかった部分を補足できればと思います。
拙い設定と思いますが、生暖かく見守っていただけると嬉しいです。
-------
3900トン型護衛艦の一番艦が「もがみ」になりそうですね
ので、対帝特機護衛群の設定を少し変えます。
現行の3900トン型をもがみ型で4番艦まで、以降の新型の3900トン型をくずりゅう型として、こちらも4艦までとして、その後の4艦をいすず型とします。
■しらね型イージス護衛艦
同型艦数2 DDG-1701 しらね、DDG-1702 あかぎ
日本型の空母打撃群構想に基づき、新世代のDDGを目指して新たに設計され建造された。排水量はまや型より大きい9,300トン。米国のズムウォルト型のような外見で、上部構造物には突起物がほとんどない。155mm62口径単装砲、Mk 41 VSL96セル、21連装近接対空ミサイル発射機、ファランクスCIWS、324mm3連装短魚雷発射管を装備、後部には艦載ヘリの格納庫があり、SB-2多目的ヘリを常時搭載する。
155mm砲は以前の対空目的というよりは、対地支援、対艦支援攻撃を主な目的とするため、超射程でかつ精密射撃ができるものにと変更されており、したがって使用する砲弾もその目的に則したものとして超高速弾、誘導砲弾が主なものとなっている。誘導砲弾は射程125kmの精密射撃が可能である。
■対帝国東征艦隊特別機動護衛群
略称「対帝特機護衛群」。
『西嵐の壁』の西側のフォールラシータ諸島を巡って、第四帝国が派遣した東征艦隊を迎え撃つべく臨時に組織された護衛艦群。日本国としては第二次世界大戦敗戦後初の大規模海外遠征である。
所属艦艇は以下のとおり
ジェラルド・R・フォード級原子力空母 CVN-83 コンスティテューション
バラク・H・オバマ級ミサイル巡洋艦 CG-1102 カーライル・トロスト
改ズムウォルト級ミサイル駆逐艦 DDG-1003 カート・C・E・リー、同1005 ダコタ・メイヤー、同1007 W・C・フィッツジェラルド
ホロウェイ級ミサイル駆逐艦 DDG-1108 ジェームズ・L・デイ、同1111 ジョン・バリー
アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦 DDG-129 ジェレマイア・デントン
あまぎ型航空機搭載型護衛艦 DDV-191 あまぎ、同192 えな、同193 くらま
いずも型ヘリコプター搭載護衛艦 DDH-183 いずも、同184 かが
しらね型イージス護衛艦 DDG-1701 しらね、同1702 あかぎ
まや型イージス護衛艦 DDG-179 まや、同180 はぐろ
あたご型イージス護衛艦 DDG-117 あたご、同118 あしがら
あさひ型汎用護衛艦 DD-119 あさひ、同120 しらぬい、同121 はつひ、同122 かげろう
あきづき型汎用護衛艦 DD-115 あきづき、同116 てるづき、同117 すずつき、同118 ふゆづき
たかなみ型汎用護衛艦 DD-115 さざなみ、同115 すずなみ
むらくも多機能護衛艦 FFM-21 むらくも、同22 なつぐも、同25 まきぐも、同26 あさぐも
もがみ型多機能護衛艦 FFM-1 もがみ、同2 くまの、同3 のしろ、同4 ちくご
くずりゅう型多機能護衛艦 FFM-5 くずりゅう、同7 ちとせ
いすず型多機能護衛艦 FFM-9 いすず、同10 おおい
しらゆき型哨戒艦 PGM-201 しらゆき、同202 はつゆき、同203 みねゆき、同204 さわゆき、同205 はまゆき、同206 あわゆき、同207 たまゆき、同208 きりゆき、同209 かざはな、同210 ぎんせつ
バージニア級攻撃型潜水艦 SSN-808 ニューヨーク
そうりゅう型潜水艦 SS-512 とうりゅう
たいげい型潜水艦 SS-513 たいげい、同514 はくげい、同515 じんげい
はるしお型潜水艦 SS-531 はるしお
おおすみ型輸送艦 LST-4001 おおすみ、同4002 しもきた
しれとこ型輸送艦 LST-4004 しれとこ、同4005 まなづる 輸送艦兼無人機母艦として
ましゅう型補給艦 AOE-425 ましゅう、AOE-426 おうみ、AOE-427 すわ
航空兵力は、攻撃機、戦闘機は全部で132機。哨戒機、早期警戒機、救難機などが94機。無人攻撃機が40機。
■F/A-41艦上戦闘攻撃機
F/A-41は日独仏米英の5か国が共同開発した戦闘攻撃機。愛称はバルキリー II。当時の米海軍のトップが日本の某ロボットアニメのファンだったからこの名に決まったという説が、SNSなどでまことしやかに流布されたが、実際には開発スタッフがシャレで実験機の試験飛行の時にワーグナーの例の楽曲を使ったのが、毎回の試験飛行に定着してしまい、それが元で愛称になったらしい。
米国の第6世代ジェット戦闘機や日本のi3 FIGHTERの概念に基づき設計された初の機体である。コンセプトデザインのもとになったのはF-22よりもすぐれたステルス性や機動力を披露しながら開発競争に負けたYF-23と言われている。
優れたステルス性はもちろんのこと、超音速巡航、長航続距離、高機動に加え、カウンターステルス能力やAIによる高度情報化がなされている。
ウェポンベイには8基のミサイルまたはJDAMを装備する。翼下や胴体下にもハードポイントが合計で10箇所あり、全部で10トン余りの武装を搭載可能。西側諸国のほとんどの種類の武装を搭載することができる。他にM61A1 20mmバルカン砲(装弾数540発)1基を装備する。
初飛行は2034年2月27日、運用開始は2035年。
■SB-2艦上多目的ヘリコプター
愛称はヴァリアント。二重反転式のABCローター(アドヴァンスト・ブレイド・コンセプト・ローター)と後部に推進用ローターを装備した汎用高速ヘリコプター。SB-1ディファイアントの艦上改良型で形状は酷似している。対潜哨戒のほか、海難救助、兵員輸送もこなす。
■MQ-47 ペガサスII 無人戦闘攻撃機
一時は頓挫したX-47Bの開発計画が再開した結果、AI、アビオニクスなどの大幅な改修を受けて2032年に正式採用、2035年から配備が始まった。形状もX-47Bとは異なるものになっている。対艦誘導弾、誘導爆弾、魚雷などを装備するほか、自衛用の空対空ミサイルを装備する。
■90式対艦誘導弾
まや型1番艦DDG-179「まや」まで搭載されていた対艦ミサイル。中間航程は慣性誘導。順次退役予定だったが、GPS衛星が完備されていない環境に対応するため延命されたとの話もある。
■17式対艦誘導弾
まや型2番艦DDG-180「はぐろ」から装備された最新鋭の対艦ミサイル。中間航程にGPS誘導を加えて精度を増したはずだったが、そのGPS衛星が不足する環境下では使用するのがもったいない感が強い。
■CIWS (シウス)
近接防御火器システム。発射機自身に捕捉レーダーや赤外線センサー、電波探知装置を備えた独立・完結したシステムで、捜索から目標捕捉、攻撃までの一連の動作が自動化されている。艦本体の索敵、攻撃管制システムから独立して自律しているので、近接防衛の最後の砦といえる。また、高度な武器管制システムのない艦船に、高度な自動防御システムを追加することにも利用される。
しらねのCIWSは米国製のファランクスだが、海自では高性能20mm機関砲とよぶ。ファランクスでいいのに。
■RAM (ラム)
近接防空ミサイル。比較的お安い対空ミサイルなので、バンバン使う前提。しらねの場合はRIM-116Cを21連装発射塔2基で運用する。CIWSのバルカン砲の部分を11連装RAM発射機に換装したSeaRAMなんてものもあるよ。
■SM-2、SM-3、SM-6
米国で開発されたスタンダードミサイルという艦対空ミサイルのシリーズ。SM-2はイージスシステムに対応した発展型。SM-3は弾道弾迎撃ミサイル。SM-6は超射程の艦対空ミサイルで弾道弾迎撃のほか抵高度のミサイル防衛、または対艦攻撃にも応用できる能力がある。
SM-3がぶちかましがたの運動エネルギー弾であるのに対して、SM-6はSM-2同様のぶっ飛ばし型の爆発破砕弾頭となっている。
■E-767早期警戒管制機
旅客機のボーイング767をベースとしてE-3 セントリーのシステムを移植した早期警戒管制機(AWACS=エーワックス)。767ベースとして初の軍用機となる。ボーイングとしてはE-3の後継として受注を開始したものの、結局航空自衛隊のみが運用するにとどまっている。そのため米軍からはJ-WACSと呼ばれている。
大型機である上に高価な電子機器を満載しているのでとてもお高い。1機だけでは作戦任務に支障があるので複数機必要で、日本の場合は4機所有している。
お高いが対空ミサイルにはからきし弱いので、あまり突出しないようにしたり、護衛機を従えたりする。
■早期警戒機
早期警戒機(AEW)と早期警戒管制機は似て非なる飛行機です。区分ははっきりしてなくて、後者の方がデカくてお高い。そして乗員が多くて、管制処理能力が高い。前者は空母に搭載されたりもします。さらりと書いた早期警戒機は『コンスティテューション』所属のE-2D アドバンスド・ホークアイか『あまぎ』所属のEV-22J オスプレイ・アイ。
■F-35戦闘機
当初空自では通常離着陸型のF-35AJのみを導入予定だったが、紆余曲折があってF35AJの調達は予定数を大きく下回って中止となり、代替としてF/A-41Jが導入された。
その後いずも型各艦の改修を受けて垂直離着陸型のF-35BJの導入が決定した。当時の趨勢を考えると、米国に対するヨイショであることはまず間違いない。
すでに導入済みのF-35AJ同様にF-35BJも導入決定時は対外有償軍事援助による調達であったが、事象による転移が明らかになって後は、ライセンス生産に変更された。
■誘導砲弾
艦砲や野砲から発射される砲弾の中で射程が延長され、弾道飛行の頂部から滑空を行うことでGPS誘導などによって命中精度を向上させたものを誘導砲弾という。ロケットモーターなどの補助推進による弾道飛行頂部の延長と、滑空時に展開する折畳み式の滑空翼などよって125km超の長射程を達成している。
■ブラックホーネットIII
掌サイズの二重反転ローターのヘリコプター型のドローン。12機が1セットで相互に通信をしながら偵察や観測、捜索などの任務をこなす半自律の群体ドローンである。本体は完全防水で水に浮くようになっており、全天候型である。
自衛隊では海自と陸自が、その他海上保安庁、消防庁などが利用している。
■スキャンイーグル3
ブーメランのような姿の無尾翼の機体後部にプロペラを備えた全幅3mほどの小型無人偵察機。エンジンはガソリンエンジンで24時間以上の連続飛行が可能。発進には専用のカタパルトを用い、回収にはスカイフックという釣竿のお化けのような独自の装置を使用する。
エンジンをジェット化した派生型もある。
■大和型戦艦
過去において世界最大の戦艦。その46cm主砲は世界最大の艦砲だった。全長約263m、全幅約39m、基準排水量6万4,000トン。檣楼(前部艦橋)の高さは諸説あるが、概ね50mぐらい、艦橋は露天甲板から10階立てだった。乗員2,500名。ちょっとした小島ぐらいのサイズ感である。
■アイオワ級戦艦
世界で最後に退役した戦艦。米海軍最大の戦艦でもある。全長約270m、全幅約33m、基準排水量4万8,000トン。乗員2,800名。やっぱ島だな。
お粗末様でした
対帝特機護衛群の設定を変更しました
対帝特機護衛群の参加鑑定の名称を変更しました
改ズムウォルト級ミサイル駆逐艦 DDG-1003 カート・C・E・リー、同1005 ダコタ・メイヤー
ホロウェイ級ミサイル駆逐艦 DDG-1108 ジェームズ・L・デイ、同1111 ジョン・バリー
以上です