地球が3つある!
___この世界には?
平行世界とやらがあるらしい!
___そういう世界が好きな友達が嬉しそうにクラスの男子を
集めて楽しそうに話していたのを僕も聞いていたからだ。
___まあ、僕には関係のない話だと思っていたし!
僕自身が、あまりそういう事に興味もなかったんだ!
*
『この世界はさ~平行世界があってね! それを! パラレルワールド
って言うんだよ! ボクはね、別の世界に行ってみたいんだ! 別の
ボクを見てみたいんだよ~』
『___凄いよね? もし、行けたなら! 俺も行ってみたい!』
『___俺も! 俺も!』
___みんな興味津々に聞いていたな。
僕は、興味がないのだけど? そういう世界は、あってもいいかなと
思っているよ。だって! 考えただけで、楽しいしね!
・・・だけど?
行きたいとまでは、僕は思わないけどね。
▼
___でも、ある時の夜。
みんなが寝静まった時間に、物凄い音が鳴り何処かに何かが落ちた
音がしたんだ! その時、眩いばかりの光を放っていたのを僕は、
2階の部屋の窓から見ていたんだよ。
*
___その日の朝。
僕が、お父さんやお母さん妹にその話をすると、、、?
『なに言ってんのよ! 何にもなかったわよ!』
『なんだって! “昨日、隕石が落ちたのか?”』
『幾次は、夢でも見てたのよ~』
『そうだよ、お兄ちゃん! 私、1度も起きなかったよ!』
『・・・・・・でも、絶対に何かが、落ちたんだ!』
『もう早く! 朝ごはん食べて、学校に行きなさい!』
『幾次! お父さんは幾次を信じるぞ!』
『お兄ちゃん~遅刻しちゃうよ~』
『・・・・・・』
『もう、早く行きなさい!!!』
『じゃあ~行ってきますー』
『いってらっしゃーい!』
___昨日のこと。
あんなに凄い音で、凄い光を放っていたのに、、、。
僕以外は、誰も見ていなかったらしい。
【・・・なんで?】
▽
___学校に着くと?
僕は昨日の夜、見たことをクラスの子たちに話をしたんだ!
『ねえねえ、みんな聞いて! 昨日の夜遅くに、隕石が落ちたのを
誰か見た人っている?』
『___えぇーっ!? 隕石? 何言ってんだよ! そんなもん!
落ちてないよ!』
『・・・でも、凄い音がしたじゃないか!』
『寝ぼけてたのか、幾次? 昨日は静かな夜だったぞ!』
『・・・そんな、』
『___きっと、夢でも見てたんだよ!』
『・・・・・・』
___クラスのみんなも、どうやら?
昨日の【隕石】を誰も見ていないみたいだ!
【・・・どうなってるんだろう?】
*
___そんな時、初めて見るクラスメイトの女の子に僕は話しかけ
られた!
『___実はね? わたしも見たよ! 昨日の隕石!』
『・・・えぇ!? 本当に見たの?』
『___うん! でも、これはわたしと幾次クンだけの秘密よ!』
『・・・どうして?』
『だって! わたしも幾次クンも、“この世界の人間じゃないから!”』
『・・・えぇ!?』
『わたしも、昨日の夜遅くにその隕石が落ちてくるのを見たわ! でも
他の人は見ていない! おかしいと思わない? あんなに凄い音で光を
放っていたのに! 見てないなんて! あり得ないわよ!』
『・・・うーん? そう言われればそうだね!』
『・・・それに、私のクラスに! “楡木 幾次”って男の子は居ないのよ!』
『僕も、そう思っていたよ! “猪刈 すすか”って女の子は居ない! 僕は
てっきり! 君は転校生なのかと思っていたんだ!』
『・・・私もよ。』
『・・・という事は? お互い別々の世界から来たなら? 同じ地球という星
が3つあるって事?』
『・・・うーん? それは、わたしにも分からないわ!』
『元の世界に戻れるかな?』
『・・・どうかな、』
___僕もすすかちゃんもお互いを知らない!
共通点は? 【昨日の夜見た! 隕石】なんだよ。
僕もすすかちゃんも、お互い別の地球という星に居たのに、、、。
隕石を見てしまった事で、お互い同じ地球にいる事になったんだ。
そして、僕とすすかちゃんが出逢ってしまった。
お互い、別の地球から迷い込んでしまったんだよ。
・・・でも不思議とね?
僕はすすかちゃんと出逢えて嬉しかったんだ。
これは! 【ひとめぼれ】っていうのかな?
___でも、もう少しだけ!
僕はこの世界で、すすかちゃんと一緒に居たい!
いつ? 元の世界に戻れるかわからないけど、、、?
・・・今だけは、今だけでいいから。
もう少しだけ、すすかちゃんの傍に居たいんだよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。




