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地球が3つある!

作者: 七瀬
掲載日:2020/06/25





___この世界には?

平行世界とやらがあるらしい!



___そういう世界が好きな友達が嬉しそうにクラスの男子を

集めて楽しそうに話していたのを僕も聞いていたからだ。




___まあ、僕には関係のない話だと思っていたし!

僕自身が、あまりそういう事に興味もなかったんだ!




 *



『この世界はさ~平行世界があってね! それを! パラレルワールド

って言うんだよ! ボクはね、別の世界に行ってみたいんだ! 別の

ボクを見てみたいんだよ~』

『___凄いよね? もし、行けたなら! 俺も行ってみたい!』

『___俺も! 俺も!』




___みんな興味津々に聞いていたな。

僕は、興味がないのだけど? そういう世界は、あってもいいかなと

思っているよ。だって! 考えただけで、楽しいしね!




・・・だけど?

行きたいとまでは、僕は思わないけどね。




 ▼



___でも、ある時の夜。

みんなが寝静まった時間に、物凄い音が鳴り何処かに何かが落ちた

音がしたんだ! その時、眩いばかりの光を放っていたのを僕は、

2階の部屋の窓から見ていたんだよ。



 

 *



___その日の朝。

僕が、お父さんやお母さん妹にその話をすると、、、?


『なに言ってんのよ! 何にもなかったわよ!』

『なんだって! “昨日、隕石が落ちたのか?”』

『幾次は、夢でも見てたのよ~』

『そうだよ、お兄ちゃん! 私、1度も起きなかったよ!』

『・・・・・・でも、絶対に何かが、落ちたんだ!』

『もう早く! 朝ごはん食べて、学校に行きなさい!』

『幾次! お父さんは幾次を信じるぞ!』

『お兄ちゃん~遅刻しちゃうよ~』

『・・・・・・』

『もう、早く行きなさい!!!』

『じゃあ~行ってきますー』

『いってらっしゃーい!』





___昨日のこと。

あんなに凄い音で、凄い光を放っていたのに、、、。

僕以外は、誰も見ていなかったらしい。


【・・・なんで?】




 ▽



___学校に着くと?

僕は昨日の夜、見たことをクラスの子たちに話をしたんだ!


『ねえねえ、みんな聞いて! 昨日の夜遅くに、隕石が落ちたのを

誰か見た人っている?』

『___えぇーっ!? 隕石? 何言ってんだよ! そんなもん!

落ちてないよ!』

『・・・でも、凄い音がしたじゃないか!』

『寝ぼけてたのか、幾次? 昨日は静かな夜だったぞ!』

『・・・そんな、』

『___きっと、夢でも見てたんだよ!』

『・・・・・・』




___クラスのみんなも、どうやら?

昨日の【隕石】を誰も見ていないみたいだ!



【・・・どうなってるんだろう?】




 *



___そんな時、初めて見るクラスメイトの女の子に僕は話しかけ

られた!



『___実はね? わたしも見たよ! 昨日の隕石!』

『・・・えぇ!? 本当に見たの?』

『___うん! でも、これはわたしと幾次クンだけの秘密よ!』

『・・・どうして?』

『だって! わたしも幾次クンも、“この世界の人間じゃないから!”』

『・・・えぇ!?』

『わたしも、昨日の夜遅くにその隕石が落ちてくるのを見たわ! でも

他の人は見ていない! おかしいと思わない? あんなに凄い音で光を

放っていたのに! 見てないなんて! あり得ないわよ!』

『・・・うーん? そう言われればそうだね!』

『・・・それに、私のクラスに! “楡木 幾次”って男の子は居ないのよ!』

『僕も、そう思っていたよ! “猪刈 すすか”って女の子は居ない! 僕は

てっきり! 君は転校生なのかと思っていたんだ!』

『・・・私もよ。』

『・・・という事は? お互い別々の世界から来たなら? 同じ地球という星

が3つあるって事?』

『・・・うーん? それは、わたしにも分からないわ!』

『元の世界に戻れるかな?』

『・・・どうかな、』




___僕もすすかちゃんもお互いを知らない!

共通点は? 【昨日の夜見た! 隕石】なんだよ。



僕もすすかちゃんも、お互い別の地球という星に居たのに、、、。

隕石を見てしまった事で、お互い同じ地球にいる事になったんだ。

そして、僕とすすかちゃんが出逢ってしまった。



お互い、別の地球から迷い込んでしまったんだよ。




・・・でも不思議とね?

僕はすすかちゃんと出逢えて嬉しかったんだ。

これは! 【ひとめぼれ】っていうのかな?



___でも、もう少しだけ!

僕はこの世界で、すすかちゃんと一緒に居たい!

いつ? 元の世界に戻れるかわからないけど、、、?



・・・今だけは、今だけでいいから。

もう少しだけ、すすかちゃんの傍に居たいんだよ。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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