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珈琲と……  作者: 勇城 珪
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インスタントに即席に

 カラン、コロン、今度は誰が来たのだろう?

 私は定番のハンバーグのレトルトを解凍しながら、「いらっしゃぃませ」と前を見る。


「よぅ、今日も『出汁の素』入れてるのか?」「入れてません!」、即答。

即答、断じて即答。

 マスターが呆れて割って入る。

「なにもそんなに怒らないでも。」


 私は頑なに「駄目です」を繰り返し、マスターは「まあまあ、いつもアレンジしてるんだし」となだめるけど、駄目なものは駄目。


「マスター、アレは腐れ縁です。私の名前を知ってます。」

私の譲らない表情に首をかしげる、マスター。

「?? 北上亜美乃??」


「ね? 出汁の素でしょ?」

「か え れ !」


その後、嫌味な来訪者は業務用牛丼の小売り(お得意さんだけに特別販売)を1ケース買って帰っていった。

律儀だなと思うけど、納得いかない。





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