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恋の欠片

作者: 岡本 琴恵

辛くて捨てたはずの

恋の欠片が

胸に刺さって

流れるしずくが

スマホを濡らす


もう帰ってこないのに

あの日々は

あの人は

あの日の私は


なのに何故

恋の欠片が

突き刺さって

抜けないの


どうして

どうして

どうしろというの?


私をバラバラにしても

思い出なんて

残ってないと

思ってた


だけど今

胸が痛くて

痛くてたまらないの


あの日の欠片が

私の頬を濡らすの


あなたは帰ってこないのに

あの日の私と同じように


あなたは帰ってこないのに

思い出だけがブーメラン

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― 新着の感想 ―
『恋の欠片』という表現が印象的で、それが刺さった胸の痛みがとても伝わってきました。 それは、一緒にいたあの日の思い出であり、大切な時間。だからこそ、痛いけれど抜くことのできないもので。そのことが心に…
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