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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

二百文字のカタストロフ

(二百字小説)彼と私の或る日の会話

作者: みくも

「仕方のない話だと思わないか?」

「いいや、もっと違う方法があった筈だ」

「なかったさ」

 彼は冷たい眼で言った。

 私は恐ろしさを隠す様に、顔を背けた。

 私と彼の間には、どんどんと熱を失って行く彼女の体が横たわっている。

「馬鹿な事だ。嫌になったのなら殺すのでなく、巧い言い分けを考えて別れるものだ」

「嫌ではないさ」

「では何故」

「殺したい程好きなのに、彼女は解ってくれなかった」

 彼の内に、激しい狂気が渦巻いていた。

Copyright(C) 2010 mikumo/1979. All rights reserved.


二百字小説習作。

(段落部分の一字スペースは文字数に数えていません)


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― 新着の感想 ―
[一言] 好きだから殺す。 愛が深いのか浅いのか 難しい所ですね
[一言] 失礼いたします。 楽しく読ませていただきました。 読んでいて、私と彼、私と彼女の関係があった方がいいかなとか思いました。 例えば、 私は恐ろしさを隠す様に、顔を背けた。 を消して、 そこには…
[良い点] こんにちは♪ 200文字でこのような純文学の作品が書けるとは、すばらしい。 絵もきれいですね。
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