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短編集

あいうえお作文で改心した人の心情を描いてみた

作者: 桜橋あかね

[注意] 『を』と『ん』は除外しています。


それでは、どうぞ。

()くる朝

いつもの様に準備をしていた


(うれ)しくなんか、ないんだ」


(えき)で彼女が、言った言葉

(おこ)ったような、そんな表情で


神様(かみさま)が居るんなら

きっと言うんだろうな


(くる)しい世界じゃなければ」


結局(けっきょく)は言えず仕舞いなんだ

こんな世界じゃな


五月雨(さみだれ)の頃

(しず)かな朝だった


清々(すがすが)しい程に、誰もいない

折角(せっかく)の紫陽花が可愛そうだ

そう想うのも、自分だけってか……


ただ、一つだけ言いたいこと


(ちまた)の噂には耳を傾けるな」


つまりだが、世間の話しには耳を貸すな

抵抗感(ていこうかん)があるかも知れないが

(とし)を取る毎に分かっていく筈だから


(なに)も恐れる必要がない

にわかに信じたがい話しだが

ぬか喜びをせず

(ねん)を通して

(のぼ)り詰めていくだけだ


はっとしたのは、彼女の件から数ヶ月

一人(ひとり)の大人として見ていたけれど

不意(ふい)にくるもんだって、あるんだ

下手(へた)な説明で申し訳ないけれど

本当(ほんとう)のことがようやく分かったのだ


まるで見違えたようだ

魅力的(みりょくてき)になったし

(むかし)とは違う

()の前にいる自分は

もう過去の自分ではない


やっと気が付けるようになった

ゆっくりだったが

ようやく前を向ける


乱雑(らんざつ)に扱うんじゃない

律儀(りちぎ)にしっかりと

類似(るいじ)の事にならないように

冷静(れいせい)になって

路線(ろせん)を突き進むんだ


()が人生の為に

読んでいただき、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 出だしから惹き込まれるような、「あいうえお作文」を全く感じさせない言葉の繋がりですね。 五月雨や紫陽花が出てくるのも、ストーリーと合っていて、趣があります。 [一言] まさに、「ヒューマ…
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