あいうえお作文で改心した人の心情を描いてみた
[注意] 『を』と『ん』は除外しています。
それでは、どうぞ。
明くる朝
いつもの様に準備をしていた
「嬉しくなんか、ないんだ」
駅で彼女が、言った言葉
怒ったような、そんな表情で
神様が居るんなら
きっと言うんだろうな
「苦しい世界じゃなければ」
結局は言えず仕舞いなんだ
こんな世界じゃな
五月雨の頃
静かな朝だった
清々しい程に、誰もいない
折角の紫陽花が可愛そうだ
そう想うのも、自分だけってか……
ただ、一つだけ言いたいこと
「巷の噂には耳を傾けるな」
つまりだが、世間の話しには耳を貸すな
抵抗感があるかも知れないが
歳を取る毎に分かっていく筈だから
何も恐れる必要がない
にわかに信じたがい話しだが
ぬか喜びをせず
念を通して
登り詰めていくだけだ
はっとしたのは、彼女の件から数ヶ月
一人の大人として見ていたけれど
不意にくるもんだって、あるんだ
下手な説明で申し訳ないけれど
本当のことがようやく分かったのだ
まるで見違えたようだ
魅力的になったし
昔とは違う
目の前にいる自分は
もう過去の自分ではない
やっと気が付けるようになった
ゆっくりだったが
ようやく前を向ける
乱雑に扱うんじゃない
律儀にしっかりと
類似の事にならないように
冷静になって
路線を突き進むんだ
我が人生の為に
読んでいただき、ありがとうございました。