脳みそ焼かれる
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
実在する、とある洋楽がテーマです。
皆様どうでしょう。追えますかね?
考察可能なら、二次創作ガイドラインのグレーゾーンな気が……。
でもモデルって訳でもないし……。
ご連絡戴いたら非公開に致しますね。
突然だが私は『脳みそ焼かれる』という言葉が頗る大好きである。事の発端は何時だったか。とある携帯のCMを見た時であったか、いや、コアなファンを多数抱えるアニメのキャラ名を知った時であったか、まぁ、きっかけなど些細な事である。
私は知人の車に乗り込んで、助手席で寛いでいた。真っ白な光が網膜を焼くのをどうにか堪えながら、窓に肘をかける。車内を流れるのはご機嫌なバラード。軽やかなリズムに乗せた男性の高い声が耳を撫でる。洋楽の為、歌詞の内容は分からない。でも何となく場面は浮かぶ。母が鼻歌混じりのご機嫌で、ケーキを焼く姿が。
「ねぇ、この曲名なんて言うの?」
「あぁそれは……」
それを聞いた瞬間、私は黙って目を丸くした。この陽気なメロディからは想像も出来ない様な魔性めいた曲名。そして偶然にも、某アニメの登場人物の名前。全く関係ないと思ってたよ。洋楽は奥が深いな……。
試しに日本語訳の検索を掛けてみる。有名な曲である為、直ぐ出てきた。押して駄目なら引いてみろ。無邪気に振舞ったと思ったら、急に大人びる。そんな事をされたら、君は虜になってしまうでしょう?
あ〜分かる〜。凄く分かる〜。そう言う姉ちゃん好き〜!! 男性よりも女性の方が刺さるのは何故なのか。一種の差別じゃ無かろうか。そんな事をクラクラと考えていたら、目を引く一文が。
――脳に爆弾仕掛けられて、焼け野原にされてしまう。正常な判断なんて出来やしない。
「脳みそ焼かれる。って表現、最近出来た言葉だと思ってたんだよ。でもこんな昔からあったんだねぇ〜」
「感情に焚きつける言葉は根源に還るんだよ。国とか昔とか関係ない。何時の時代にだって存在してる」
国も伝統も時代も全く異なるのに、全く同じ考えを共有出来た。皆が魔性な姉ちゃんに脳みそ焼き焦がされる様に、駄目にされる様に、全く同じ表現があった。それを見た途端、心臓がくしゃりと掻き回される。
表情が世界各国共通の言語であるように、今、私は全く同じ感情を共有している。良い歌詞を作るなぁ。
曲調だけ聞いてると、ケーキ焼きながら、鼻歌混じりに歌ってても何の違和感もないバラードなんですよ。
まったりとしたテンポでご機嫌に歌う感じの。
でも和訳見て燃やされました。
誰にも求めるでもない細かいマイルールがあって、奔放な女性。きっと皆好き。(ど偏見)
でも、美学があって、お茶目な人って皆好きじゃないかな。(段々と押しが強くなる)
私は好きですよ。大好きです。男女問わずに脳みそバーナーです。