表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/57

鶏おこわ

チャーハンもいいなー

今日の依頼は、なんとダンジョンと呼ばれる不思議な空間の最奥で取れる宝石を持ってきて欲しいというものだった。


ダンジョンはいつのまにかランダムな場所に出現し、魔獣を生み出す。そして最奥にある宝石を回収すると突如消える。


その時中にいた人間は強制で外に弾き出されるのでまあ問題はない。あるとしたらダンジョンとは結局なんぞやという根本的な問題くらいだ。


ダンジョンで採れる宝石は高値で売れる。のだが、今回の依頼料はそれを差し引いても結構な高額だ。やる価値はある。


ということで、私は指定されたダンジョンに入った。睡眠魔法と拘束魔法を魔力の限界まで乱れ打ちして、魔力が切れかけては魔力回復ポーションを飲んで回復してまた魔法を乱れ打ちして、最速で地下深くまで潜り宝石を回収。ダンジョンから弾き出されても宝石はきちんと手に持ったまま。私すごい。そしてダンジョンは消えた。


依頼主のところに宝石を持っていき、依頼料を受け取る。これでまた孤児院への仕送りもたくさん出来るし、リオルに美味しいものを食べさせてあげられる。


宿にリオルを迎えに行き、リオルと一緒に手を繋いでお昼ご飯を食べられる場所を探して歩く。


ふと鶏おこわののぼりを発見して食べに行く。店に入ると早速注文する。


「いらっしゃい」


「果実水二人分と鶏おこわ二人分、味噌スープ二人分お願い」


「はいよ」


しばらく待つと注文した料理が届く。美味しそうな湯気が出ている。


「お待ちどうさま」


「ありがとう、いただきます」


「ありがとうなのじゃー!いただきますなのじゃー」


一口ぱくり。うん、鶏がいい味出してる。


「んまー!これ美味しいのじゃー!鶏の旨味が最高なのじゃー!」


「ええ、控えめに言って最高だわ」


「果実水もうまうまなのじゃ」


「そうね」


そしておこわを堪能して、店を出る。


「御馳走さまでした。美味しかったわ、ありがとう」


「御馳走さまなのじゃー!美味しかったのじゃー!」


「はいよ、また来な」


「はいなのじゃー!」


リオルと二人で手を繋いで宿へ向かう。今日も幸せな一日だった。リオルの幸せそうな顔を見て心からそう思った。

ライス系はなにが最強でしょうか

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ