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ポークソテー

ポークソテーも好き

今日はハーピーの羽を集める依頼を受けた。ハーピーの羽は綺麗な上に魔力を相当含んでいるため魔道具によく用いられる。しかし需要と供給がマッチしていないので高い金額で依頼を受けられる。


ハーピーの住む山に入って、光魔法でハーピーの羽をかき集める。この光魔法がすごく便利で、あっという間に依頼者から渡されたカゴいっぱいにハーピーの羽が集まった。ハーピーに見つかる前にさくっと下山して、依頼者に引き渡す。依頼料もたくさん貰えて、ほくほくだ。


宿にリオルを迎えに行き、夕飯をどこで食べるか相談しながら手を繋いで歩く。ふとポークソテーののぼりを発見して、二人で顔を見合わせて頷く。そして店内に足を踏み入れた。


「いらっしゃいませ」


「果実水二人分とポークソテー二人分。ライスとスープはつけられる?」


「もちろんです。うちはスープは味噌スープになりますが」


「ええ、お願い」


「かしこまりました」


料理ができるのを待つ間、リオルと話をする。今日は何をして過ごしたとか、宿の人が親切だったとか。


そして料理が運ばれてきた。見た目はTHE・肉。添えられたキャベツの千切りが嬉しい。味噌スープは油揚げが入っている。ライスは並盛り。ちょうどいい多さ。


「いただきます」


「いただきますなのじゃー!」


なかなかに厚みのある肉は、しかし柔らかく食べやすい。噛めば旨味が広がる。シンプルな味付けがとても良い。


「美味しいのじゃー!こんなに大きなお肉なのに柔らかいのじゃ!肉汁爆弾なのじゃー!」


「お肉そのものが非常に美味しいのね。それを活かす味付け。最高だわ」


「お肉が甘いのじゃー!わしはこれ大好きなのじゃー!」


「私もこれ好きよ。良い店を選べたわ」


「光栄です」


ポークソテーを美味しくいただき、お代を払ってお店を出る。


「御馳走さまでした。美味しかったわ」


「ありがとうなのじゃー」


「はい、こちらこそありがとうございました」


帰りも手を繋いで帰る。私は今、すごく幸せだ。

皆さんは何肉が好きですか?

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