あとがき
この度は私の小説処女作である「幻想の世と小さな人生」をお読みいただきありがとうございました。
これはあとがきです。作品内容などについてお話しますので、本篇をお読みでない方はそちらからご覧ください。
まずは私の愚作にお付き合いいただきましてありがとうございました。私の想定(良くて計50、悪くて一桁)以上の閲覧数で、読者の皆様には感謝してもしきれません。改めてお礼申し上げます。
この物語、もちろんフィクションなわけですが、作品のモデルにしたものがあります。
それは、自分自身です。
中学時代はあまり目立つ方ではなく、いじりというかいじめというか、そんな感じのことを受けていました。そして、主人公と同じで、何回も幻想郷に行くことにあこがれていました。
しかし、幻想郷はあくまで『幻想の世界』であり、行くことなど叶いません。もしかなっていたらどうなっていたのかなと考えてこのお話を書いたわけです。
さて、このお話の最後、主人公は現実世界より幻想郷を選ぶわけですが、これはハッピーエンドなのでしょうか?
現実世界を捨てて自分自身は幸せになった主人公。現実世界にいればもっと楽しい人生を送れたかもしれない。ハッピーエンドかどうかと言われたら何とも言えません。結局人生がハッピーなものか否かなんて自分にも他人にもわからないんだなーなんて書いてて思いました。
このお話は『あとがき』をもって最終回となります。ただ、アフターストーリーであったり、別視点のお話の構想も一応あります。また気が向いたらこちらも更新するかもしれませんので、その時は温かい目でお付き合いいただければ嬉しく思います。
わずか5話ではありましたが、非常に楽しく書くことができました。また次の作品でお会いできることを楽しみにしています。
2020/9/28 朝風零