いきなり100万稼げと言われて実際に稼いだらアイドルの彼女ができた件
初投稿です
俺の名前は天之川龍二どこにでもいる普通の高校二年生だ、だか俺は今人生最大のピンチを向かえている
それは今日いつも通り学校から帰りリビングに入ると1枚の手紙があった
『龍二へ、お父さん達は1ヶ月外国に行くことになったからその間の留守番を頼む、そして留守番をしている間に理由は言わないが1つお前にはミッションを与える、それはお父さん達が外国にいってる間に100万円稼ぐことだ、お前なら出来ると信じてるぞ、親愛なる父より』
俺はこれを見た時バカだと思ったし実際にも叫んだ、それほどこのミッションがバカげているといい事だ、だが何故か自然とやる気になった
「高校生が1ヶ月に100万か、大抵のアルバイトじゃ無理だななら宝くじでも買うか?いや、それは確率が低すぎる、ならどうすれば…そういやこの前駅にプロデューサーの面接の広告があったな、プロデューサーで1ヶ月100万か…行けなくもないがこれが一番マシだろう、だが面接に行ったとしても実際に働くまでには期間が開く、それじゃダメだなら他にいい物はないか?」
それから1時間ぐらい考えたがプロデューサー以外の選択肢は思いつかなかった
「今すぐプロデューサー方法はなんかないのか?考えろ、考えるんだ天之川龍二」
そして次の日
「会社の偉そうなやつに話しかけて無理やりプロデューサーにさしてもらうしかないか、これで100万稼げる確率はかなり低いがやるしかない」
かなり厳しいが自分なりに考えた結果会社の偉そうな人に気に入られプロデューサーにしてもらうといいものだった、さっそく会社のロビーに入り会社の偉そうな人を探していると、以下にも会社のお偉いさんみたいな貫禄を出しているおじさんがいたので、急いで駆け寄り話しかけた
「おいおじさん!俺をプロデューサーとしてここで働かしてくれないか!?」
「な、なんだね君は」
おっさんは少し驚いたように言った
「俺の名前は天之川龍二!訳あってここで働かして欲しいんだ!」
「なら丁度今アイドルプロデューサーの面接をしていたはずだ、それに行けばいいじゃないか」
「ダメなんだ!今すぐ働かないと時間がないんだ!」
「ふむ、ダメだと言いたいところだが何か事情があるみたいだし今日は遅いからまた明日来なさい」
「え!?いいんですか!自分で言っといてなんですけどかなり無茶なお願いだと思うんですけど」
「本来なら許されない所だが何だか君は面白そうだ、明日またここの会社に来なさいロビーで大森と話があると言えば私が来る」
「ありがとうございます!また明日来ます!」
家に帰った俺は風呂の用意をし風呂に入った
「ふぅ、とりあえず第1段階は突破だな」
だがまだまだだこっからやることが山ほどある
「とりあえず今日は寝よう」
次の日
「とりあえず会社に着いたしロビーに行くか」
会社のロビーに行き
「すいませーん、ここの会社の大森って人と話があるんですが」
「天之川様ですね大森様から話は聞いてます。どうぞこちらへ」
そして俺は会社の社長室という所に案内された
「あのー、俺って大森って人と話しに来たんですが…」
大森様はこの会社の社長ですよ。」
「えぇぇ!あの人社長なんですか!?」
「ご存知なかったのですか?」
「ええ、全然、会社の偉い人だとは思ってたけど社長だったとは」
これは嬉しい誤算だ、上手く気に入られればプロデューサーになることができそうだ
「失礼します、天之川さまをお連れしました」
「入りたまえ」
「失礼します、お久しぶりです。まさか貴方が社長だとは思いませんでしたよ」
「はっはっ、知らずに話しかけて来てたのか、まあ座りたまえ」
「失礼します、それでプロデューサーの件なんですか…」
「わかっている、君には今日からここで働いて貰うよ」
「よっしゃ!!ありがとうございます!」
「ただし今から1ヶ月で実績を残せなかった場合ここを辞めて貰う、今すぐ働ける対価としては十分だと思うがこの話、受けるか?」
その条件は俺にとって好都合だ
「ぜひやらしてください!」
「ならいいだろう、それで君がプロデュースするアイドルについては、君には一之瀬六花というアイドルをプロデュースしてもらう」
「一之瀬六花!?今大人気のアイドルじゃないですか!?本当にいいんですか?」
一之瀬六花っと言えば高校二年生のスラッとした体に、背中まである黒い長髪、ぷっくりとした唇、クリっとした目が特徴的な今最も人気があると言っても過言ではないアイドルだ
「確かに人気はあったが最近落ち始めてね、また人気を出させるのが君の役目だ
、出来るかね?」
「必ず人気を出させます」
「ならいいだろう、今日から早速仕事だ、一之瀬ちゃんは2階の待合室にいるから向かってくれ」
「わかりまし!ありがとうございます!失礼します」
そして俺は2階の待合室に向かった
「失礼します、一之瀬さんの部屋でしょうか」
「はい、そうですけど」
とても可愛らしい声が聞こえ、直ぐに一之瀬六花だと分かった、ドアを開けるとそこには普段テレビで見る正真正銘の一之瀬六花が立っていた、やはりテレビで見る一之瀬六花と生で見る一之瀬六花は違ってテレビで見るよりより可愛くみえた、
「失礼します、今日から一之瀬六花さんのプロデューサーになりました天之川龍二と申します。よろしくお願いします。」
「あー、貴方が新しい私のプロデューサーどうせすぐ辞めると思うけどせいぜい頑張りなさい」
「は?」
俺は耳を疑った、なんだこれは。テレビで見るお淑やかで優しい一之瀬六花と全然違うではないか
「は?って何よ。この大物アイドルである一之瀬六花様がよろしくって言ってんのよ、ありがとうございますでしょ。ふ、つ、う!」
それになんだこの言葉遣いは。これが本当の一之瀬六花なのか、
俺はこれが一之瀬六花だと割り切って話すことにした
「俺の仕事は、この1ヶ月でお前の人気をさらに出させることだ。だから多少俺の言うことは聞いてもらうぞ」
「はぁ?1ヶ月でさらに人気をださせる?そんなの無理に決まってるじゃん、馬鹿じゃないの?それにあんただって他の奴らみたいに1週間もしたら辞めちゃうんだし」
「1週間したらやめる?何でやめるんだ?」
「あいつらからしたら思ってた私と違うって、勝手に私を優しくてお淑やかだと思い込んでたのはあっちなのに」
なんで一之瀬がこんなにひねくれてるのかが分かった気がする、みんな勝手な妄想でテレビの一之瀬六花を想像して、全然違う一之瀬を見て離れていくんだ
「俺は、別にテレビと違う一之瀬六花を見てもなんとも思わないしプロデューサーを辞めたりはしない」
「それが本当か分からないけどとりあえずよりしく」
「ああ、よろしく、早速今日の仕事何だがお前は今までみたいに優しくてお淑やかなキャラは辞めていい、今日からは普段のまんまで喋ってくれ」
「は?何言ってんのあんた今更変えれるわけないじゃない」
「いや、それでいいんだそれに一之瀬も自然体で入れる方が楽だろ?」
「まあそっちの方が楽だけど…本当に大丈夫なの?」
「大丈夫だ俺が保証する」
「プロデューサーになって1日目の人に保証するって言われても……」
そんなことも言いながらもスタジオの収録ではめちゃくちゃ毒舌で最初は共演者達も戸惑っていたが だんだん慣れてゆき終わる頃には大分馴染めていた
「今日の収録とても楽しかったわ!あんなに素の自分で話せたのは初めてだわ!」
一之瀬も喜んでくれてたようで何よりだった、その番組をきっかけに一之瀬の仕事のオファーが増え、一之瀬の人気はさらに上がった、そして俺達は番組の収録が終わった後に必ず楽屋で反省会をするようになった
それから1週間後
いつも通り収録が終わり反省会していた時だった
「一之瀬、最近あまり毒舌じゃなくなってないか?毒舌が売り何だからもっと強気に行かないと」
「……もう嫌なの、最初は素の自分でいられたけどどんどんエスカーレトして言って今では結局前のままじゃない」
「しょうがないだろ、売れるためなんだから」
「それよ!あんたは売れるためならなんでもいいの!?私の気持ちを考えないでただあなたの言ったことだけを聞く操り人形にでもしたいの!?私はこんなことをするためにアイドルになったんじゃないわ!」
「お、おい一之瀬!」
そう言って一之瀬は楽屋から出ていってしまった
「何がいけなかったんだ」
そこで俺は夢から覚めたような気がした
「俺は自分がお金を稼ぐために勝手に理想の一之瀬を自分の中で作ってたんだ、俺は一之瀬の気持ちなんて考えずに」
自分が犯した過ちに気いた
「謝りに行こう、ちゃんと面と向かってあやまらなきゃ!」
一之瀬は会社の屋上にいた
「一之瀬っ!」
「……なによ」
「すまない!俺は自分のためだけにお前に偽りの自分を演じさせていたんだ、お前の気持ちなんて考えずに……結局、俺がやってることは前のプロデューサーたちと変わらなかったんだ」
「それは違うは、あなたいたおかげで仕事がとても楽しかった、今まではただの仕事だと思って何も考えずにしてたけど、初めて自分の仕事に誇りをもててわ、今さっきは言いすぎたわ、私もごめんなさい」
「い、いやお前は悪くない!俺が全部悪いんだ」
「そうね、じゃあそうゆうことにしときましょうか、これから頑張るはもっともっと頑張るわよ!」
「お、おう!」
そっから人気は衰えずうなぎ登りだった、
1ヶ月後
俺は無事100万を稼ぐことが出来たそして大森さんの会社との契約は1ヶ月だったが俺と一之瀬の希望でプロデューサーとして普通に働かせでもらいることになった、そして今日はついに両親が帰ってくる日だ
「ただいまー!!龍二!元気にしてたかー?」
「元気にはしてるよ、まあ誰かさんが俺に与えたミッションのせいで働きっぱなしだったけどな!!」
「あれ本当にやったのか!?」
「やったよ!アイドルプロデューサーとして100万稼いだよ」
「いやー、龍二でも流石に出来ないと思ってたがまさか本当しちゃうとはなー」
「俺の稼いだ100万ってなんだったんだ?」
「別に100万なんて稼ぐ必要ないけど」
「はぁぁ!?じゃ俺はなんのためにこの1ヶ月馬車馬のように働いたんだ!?俺の苦労を返せよ!!」
「いや、冗談で書いたんだが、てか誰だって冗談だってわかるだろ!」
「ふざけんじゃねぇーーーーーーーー!!!!!!!!」
まあ一之瀬六花という俺の彼女が出来たから良かったが……
最後は一之瀬と龍二が結ばれてハッピーエンドです。思いついたのを書いただけなのでそんなにこった設定ではないです。