事件のにおい
ラブコメではない。
今回は知り合いに少し言われたので
何行か書いたら改行して気持ち余裕があるようにしました。
五章 回想と事件
「つまり、ピンチになったら何か起こる。と、」
「そういうことになりますね。いやー、ほんとにごめんなさい、でした。(笑)」
「(笑)じゃねーよ」
そう言って俺はこの天使にチョップを、『また』お見舞した。
『また』の意味がわからないと思うので少し前に戻すと、あの後……
ーーー
《【え! …今なんて言った?】と少しキレ気味に言うと、
【ですから、あなたのマニュアルを私が、預かってるんです!】と天使に強く言われた。
【はぁ!? あんなに俺が持ってるみたいな発言したのに!? 結局お前かよ!! 変化ってお前が近くにいることかよ!】
あ〜も〜、お前ってやつは。そう思った。
【ちぇっ! お前、一回体出せ!】俺は決してやましい気持ちを持ち始めたからそういった訳では無い。だが、俺の怒り虚しく、この思いは伝わらなず、天使は、
【え!? それはー、…まじですか?】と言ったあと少し間を置いて。【プッ、冗談ですよね!】と言ってきたから【本気だぞ! (ニヤ)】と言ってやった。
【あ、本気、なんですね♡】
と言ってきた。なんか話が噛み合ってない気がする。
そして、俺の目の前にまた光の玉が出てきてそれがまた大きくなり人型になるとだんだん光が消えていった。
そこで俺は言葉を失った。
【恥ずかしいのであんまりこっち見ないでください】
天使は、あ、いや、彼女と言った方が雰囲気出るか。…コッホん…彼女は俺の目の前で体は俺と対照的方向を向き後を振り向きこっちを見てそんなことを言った。
【…ほ、ほんとにいいんだな?】と言うと、彼女は眉をひそめながら少しニヤけて、【初めてなんで優しくお願いします】と言い返してきた。
…そこで俺は力ずよくそいつの……
“ドベシッ”
【イッッッタァァイ!? 何するんですか!?(怒)】
叩いた音に少し違和感があったが、まぁ当然の反応だ。
俺はただ、
…頭めがけてチョップをかましただけなのだから。
【いや、てめぇーの方こそ何やってんだよ。いきなり全裸で現れやがって! 俺は普通に出てきて欲しかったの! なんでそうなるんだよ!】
【いやーだって、私に気がある人から『体出せ!』なんて言われたら、そう言う風に聞こえるじゃないですか。】うぅ〜ん、確かに聞こえないことは無いな。だが、
【それとこれとは全くの別物だ、大体、なぜ俺がお前に好意を持たなければならないんだ!】
【え? 私の事好きじゃないんですか?】天使が可愛らしく首を傾げている姿が頭に浮かんだ。だが、現実とは裏腹に、現在天使は、俺に頭を叩かれたはずみで服を一瞬で着て、ちょっと責め気味に俺のことを下から力ず良い目で見て来ている。まぁ俺はそれを華麗に無視し、右手の平を自分の額に当て目をつぶり、【はぁ】とため息をついた。
【で? えっとなんだっけ?】
【あれじゃないですか? 私に、一回体出せ! の所じゃないですか?】
【確かにそれだけ聞くと、語弊があるな。…ってどこかでそのくだりを…じゃなくて、えっと…】
右手を顎に、左手を右肘に宛、深く考えていると、急に風邪が強くなって、その風が俺の耳元を通り過ぎる。っと同時に、『…助けて…』そんな声が聞こえた。
風の来た方向を眺める。そこで俺はまたも言葉を失った。ドクロ型の煙がおっきく打ち上がっている。ここからの距離はかなり遠そうだが、その衝撃波が、ここまで届いているのだ。そんな物が大惨事じゃないわけが無い。煙が流れの遅い雲のところまで上がっている。
流れが遅いということは距離的に少し遠い所に位置するということだ。つまり、あの煙は高い所まで上がっていて、煙が出てから少しだけ時間が立っているということになる。
【一体何があったんだ?】
【あー、あれですか?】
まるであれがなにか知っているかのような口振りである。そして軽く言っている。
【なんだその軽い感じ。】
この世界では、あんまり重症なことではないのか?
【なんか知ってんなら言ってみろ、あれはなんだ?】
【いや、別に知らないですけど?】
【なに?!?】
【取り敢えず向かってみましょうよ!】
そう提案してきたが、こいつは、間違っても天使であるつまり、
【いやお前飛べるだろ、早くそれだけ見て教えろよ!】ということが出来るであろう。っと思っている。
だが、
【え! あっ、私はあなたがこっちに来たと同時に生まれたあなたの天使ですので、あなたから半径二十五メートルまでしか離れられないんですよ〜】
マジか、そんな仕様があったのか! 使えねぇーな。
【シャーないじゃー俺が行くか。はぁー。】
俺は深いため息を吐く。きっとこの世界に関して大惨事じゃないとしてもきっと何かあるのだろうから少し走り気味に動く。と同時に何を聞こうとしていたか思い出したので、
【そうだ、お前が持ってる俺のマニュアルを音読してくれ、何が書いてあるか知りたいしどうゆうことが俺の能力で、どうやって能力を使うのかも気にな…】
そう言って天使の頭にまたもチョップをかました。
理由は簡単、[こいつが俺のマニュアルをを持っている事を忘れ、俺を疑い抜いた結果、自分が持ってることを知って、なお、“謝ることをしなかったこと”に怒りを覚えている。]ということを思い出したからだ。天使の反応は、【いたぁっ!】
知っている反応である。
【なんでまた?!】
少し怒り気味だが、まぁ、そんなもんだろ。
【お前、俺が持ってないものを持ってるだろ! とか言って冤罪着せたんだから謝るくらいしろよな! まぁ、今はそれより早くマニュアルを教えろ! 読め!】
【え? あ…、…分かりました読みます。】
天使は驚いた様子だ。きっとこのままもう一度俺に強くしかられると思ったのだろう。だが、俺は(それより)と言ったことで、自分が予想していることを外したショックのあまり、一瞬固まってしまったのだろう。
煙の方向に向かい走りながらのそんなことを言い合っていた。》
ここから天使が少しづつマニュアルを読んで、内容を把握してから最初の文に戻る。つまり、あの時は走っているときなのである。
俺の能力は俺がピンチになった時に発動するらしい。更に言えば発動後ピンチから脱出できれば、それの代償としてなにかを持ってかれるらしいのである。つまり、助ける代わりになにか、それ相応のものをよこせ、ということだ。
だが実は能力発動条件はもう一パターンあって、それは、先払いをすることによって、能力を発動させるという事だ。
つまり代償を先に払い、それに適する物体の力を得るというものだ。
勿論、代償の対象は特に制限無い。つまり人間一人を代償の対象でもいいと言える。だがそれはきっと最終手段の場合だろう。三十分程かかっってやっと目的としていた煙の出処近くに着いた。そこには何か五人位の全身黒タイツの人がうろついていた。それを俺達は少し離れたところで見ている。
「なんだコイツ!? あのヒーローものによく出てきそうな奴らに限りなく近いな。」
いつの間にか声に出して言っていた。だが、限りなく近いだけで、限りなく違うものなのだ。
というのも、全身黒タイツとは言ったが所々穴が空いていてそこからは、赤や青、黄色、緑、ピンクと、奴によって違う色がはみ出ている。ちょうど五人ピッタリだったな。ってことは今言った色で全色ということか。
「あいつら何を話し合っているのでしょうか?」
と俺に聞いてくるが正直、俺がそんなこと知っているわけが無いのである。なので、
「ちょうど二十五メートル位だしそこまで行ってお前の、何考えてるか、分かるやつ使って調べてこいよ。」
「確かにそうですね。」
と納得した。だがその後奴らの近くに動き出して少ししてから、あ、と言い振り向いて、
「感情を死滅させておいてくださいね。周りの人の感情を読み取るものなので、あなたの感情が読み取れてしまいますから。」
そんなことをいちいち言ってくるんだな。まぁ俺に叩かれたくないだけだと思うが。
「わぁったよ。」
と言うと同時に俺は感情を無にし、目まで死んだ魚のように輝きを失っている。
ー 天使は姿を消すと奴らの近くに寄り奴らの考えていること話していることを聞いた。少ししたらこっちに向かってきて、二郎の目の前で突如姿を表した。 ー
あの光の玉がいつもどうりおへその辺りに現れると思ったら、今回は下の方に溜まっている。しかも既に足の形でゆっくり出来上がって来ていた。いつもより少し早い速度で人型になると天使は少し慌てた様子で現れてきたのである。
「なんかあの煙の原因は、煙から私たちと反対側にいる何者かのせいらしいです!」
どうも!
鈴風一希です。
最近は書店にある本を読むことによって
書くのが少し遅くなってしまいました。
鈴風一希です。
いやー、ランダムなのはほんとに申し訳ないです。
ここからの主人公も頑張っていく予定ですよ!
って決めた鈴風一希です。
読んでくださった皆様ありがとうございます。
何らかの形で感想を教えてください!