第19話 【会議】しないと何も始まらない
そろそろサブタイトルにネタが・・・・・・
【会議】
会議室はさっきまでの騒がしさはなく、ただただ沈黙に支配されていた。その原因は私の横に座っている男のせいだ。まぁいきなり現れて誘拐したとか魔王軍とのつながりがほのめかさせれたらしょうがないかもしれない。
ここにいる王族、貴族はもうほとんど使い物にならなさそうだな・・・・・・。私が話を振るか・・・・。
「ギャラハッド、私の召使いを誘拐したとはどういう意味だ? そして何が目的だ?」
私は最優先で聞くべきことであろう二つをギャラハッドに聞いた。その言葉に貴族の一人が「名乗ってもいないのに名前を知っているとは・・・・・・まさか勇者殿は裏切りではないのですかとか?」かみついてきたけど適当に迷宮ラビリンスで出会っていたことを説明したら案外簡単に引き下がってくれた。
「もういいか? ほい」
彼は会話が終わったタイミングで懐から一枚の絵を取り出し私に差し出してきた。それは冒険の書びカメラで撮影された写真のようだ、そこに移っていたのはレイジがいすに手足を縛り付けられ目隠しをされた姿だった。
「なっ!」
私が小声で悲鳴をあげたのを見てもギャラハッドは「これで信じてもらえたか?」と聞いてくるだけだ。
「どうやって誘拐したんだ? おまえレイジと戦って互角ぐらいだっただろ?」
即席の奇策が得意のレイジが逃げ切ることもできなかったとは考えづらかった。希望的観測なのかもしれないが・・・・・・。
「簡単だよ。レイジ君が協力してくれたんだよ」
「っ!」
レイジが魔王軍に協力?
「・・・・・・お花をつみに行ってくる」
私は立ち上がると会議室を出て、私はこっそり調べておいたレイジの冒険の書の番号に電話をかけた。
同時刻ー王都周辺ー
僕はティスアに引っ張られついには王都から出た。はぁお気に入りのパーカーが伸びちゃったじゃないか・・・・・・。そんなことを考えているとピリリリリリリリリリリリリリという聞き覚えのある機械音がティスアからした。
「あなたの冒険の書に電話が・・・・・・あなた電話をかけてくれる友人がいたんですね」
「いやいますよ! ってツッコミたいところなんですけど・・・・・・僕、冒険の書の電話のかけ方知りませんし・・・・・・」
「はいもしもし」
「勝手に取らないでください! 迷惑電話だったらどうするんですか!?」
『もしもしレイジ・・・・・・じゃないな誰だ』
この声もしかしてアインわぁティスアにいろいろされた現状に気が付いて電話してくれたのかうれしいなぁ。あれでもなんで電話番号知ってるんだろう・・・・・・。わぁいいや。
「魔王眷属9の使徒ティスアですが」
『魔王眷属!?』
声を荒げるアイン。まぁそうなるよね。急に魔王眷属名乗られても・・・・・・。
「それで何の用ですか?」
『レイジが誘拐されたらしいから無事かどうかの確認のためだ』
「そうですか、あなたの召使いは無事ですよ」
そう言ってティスアは冒険の書をタップした。そうすると冒険の書はピッと音を立てた。
「いやなんで切ったの!」
「無事か確認できたので」
「それに私達の活動はあまり知られてはならないのです」
再び戻って王城
「切られた・・・・・・」
呆然と冒険の書を眺める。
「どうしたもんか・・・・・・・・・・・・」
「どうした?」
声を掛けてきたのはギャラハッドだった。
「どうしてここに?」
「お前を追ってきたからな」
「ストーカー?」
「違う」
よしこのまま会話の主導権を握ってやる。
「それよりそこで話そうぜ」
ギャラハッドは近くの談話室を指さしながら言った。
「お前は王族とか貴族に用があるのでは?」
わざわざ王城の会議室まで来たのだからそいつら用があるのだろうと思ったがギャラハッドは肩をすくめ溜息をつきながら言った。
「俺が用があるのはお前だけだ」
この男は案外バカなんかもしれない。敵とはいえ同年代の異性にそんなこと言うか? 普通。
「お前その言い方誤解を招くからやめたほうがいいぞ」
「?」
「お前マジか・・・・・・」
私はギャラハッドの「お前何言ってんの?」みたいな態度に呆れることしかできない。
「行くぞ!」
私が呆れていることを察したのかどこか気まずそうに歩くギャラハッドもしかしてこいつ優しい?
ギャラハッドは談話室に入ると誘拐の真の意図や今回の魔王軍進行の背景を説明してきた。
「なるほど・・・・・・でお前は私に何を求めてるんだ? まぁだいたい想像はつくが」
この状況で私に用があると言ったらこの進行を止めるに力を貸せとかそんな感じだろう。
「多分想像通りだ。力を貸せ勇者」
そろそろ召使い要素ネタを引っ張り続けるのは・・・・・・




