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第18話 【作戦】会議は面倒事を呼ぶ

【作戦】


 僕が誘拐された理由が勇者の召使いを利用して勇者を利用し魔王の代理人のカリスマを上げるためのファーストステップ? 意味がちょっとよくわからないですね・・・・・・。


「意味がちょっとよくわからん・・・・・・みたいな顔をしているな馬鹿なおまえにもわかるように解説してやれティスア」


 あっ自分では解説しないんですね・・・・・・。


「もし離反した魔王眷属・・・・・・塔が王都に攻め入ることに成功したら、魔王様の命令が意味ないものになります。すると今までなんとかおとなしくしていた眷属もこの離反に協力もしくは魔王軍から独立して魔王様に牙を向けようとするものが必ず現れます」


「今まで押さえつけていた分反動も大きいって訳ですか?」


 ティスアは首を縦に振ると解説を続けた。


「さらにこうなった原因は現在の魔王代理であるギャラハッドの支持のなさ・・・・・・カリスマが足りなかったことだと考えられます。今他の魔王眷属に協力を頼んでも無視か無理な要求をされるのがオチです」


「味方も頼れないのか・・・・・・」


 僕のつぶやきを聞いてまたもティスアは首を縦に振った。ティスアさん反応するの面倒くさくなってない?


「ですから人間の最大戦力である勇者を利用することにしたのです」


 どこか自慢げなティスアを見ながら僕は疑問を口にする


「でも勇者を利用するだけなら王都が襲撃されているのだから僕を誘拐しなくて大丈夫な気がしますけど? ・・・・・・」


「それだと横のつながりができないから離反した魔物と勘違いされて攻撃される可能性がありますし、勇者が裏切らないとも限らないので一種の安全策です」


 ティスアはそう言って立ち上がった。そのまま僕に近づくとマフラーのようなものを僕に取り付け、手足の鎖を外した。そして


「ではいきましょうか」


「え? どこか行くの?」


 今までの会話にどこかへ行くようなことを言っていなかったから僕は聞き返した。


「どこに行くかですかか? 決まっているじゃないですか? 今回離反した眷属のところです」


「え?」


「ちなみにそのマフラー任意のタイミング爆発させることができます。爆破されたくなければつべこべ言わずについてきて下さい」


「え?」


「デーモン・ナンバーは?」


「彼はとある事情で置いていきます」


「とある事情って?」


「あぁ」


「回答になってない!? しかしそんな無表情であぁって言うの普通に怖いんだけどっ!」


「ほら行きますよ」


「やめてください。引っ張らないでくださいぃいいいいいいいいいいいい!!」


 僕最近ずっと面倒ごとに巻き込まれてる気がするんだけど・・・・・・。僕はティスアに引っ張らながらそんなことを考えていた。


 同時刻ー王城ー


「ーーーーーいやであるからしてーーーーー」


「しかしーーーーーーだとーーーーーー」


「ーーーーーーーそれでもーーーーーーーー」


 私は怒号の飛び交う会議を眺めていた。さっきから同じような内容を繰り返している。そんな状況に私はばれないように溜息をついた。情報が足りてないのだから対策の立てようがない・・・・・それに争っているのは結局誰がどれだけの兵を出すのかだ。対策はほとんど関係ないし、どうせ最後は私に全部丸投げするつもりなのに・・・・・・。


「ーーーーーそもそも勇者たるアイン殿がーーーーー」


 やっぱり私の方に話がきた。


「待った!!」


 そんな感じで私が憂鬱な気分になっていると男の声が王城の会議室に響き渡った。


 私が振り返ると迷宮ラビリンスでギャラハッドと名乗った男だった。


「その対策会議俺も混ぜて貰おうか」


 ギャラハッドは獰猛な笑みを浮かべ私を見ながら言い放った。


「お前の召使い魔王軍で誘拐させてもらった。返して欲しければ交渉のテーブルにつけ」


 面倒事が歩いてきた・・・・・・。

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