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第17話 【会話】に意味はなく本題には移れない

Q:召使い要素さんはどこですか?

【会話】


「・・・・・・」


「・・・・・・」


「誘拐しておいて1時間半放置した・・・・・・・言うことは?」


 誘拐しておいて放置した誘拐犯を縛られた状態で説教するという奇怪な状況が生まれていた。二人ともそのことに罪悪感を覚えているようで無言だった。完璧に親にしかられる子供状態だった。というか罪悪感を覚えるのなら誘拐するなよ・・・・・・・。


「ごめんなさい・・・・・・」


「すまなかった・・・・・・」


 悪人面とティアスは僕に頭を下げていた。さっきまで敵幹部感は完全になくなっている。


「じゃあまずはそこの悪人面自己紹介」


 実際は僕が完全に劣勢なのだが、変な会話のせいで主導権を握ることができた。これを利用しない手はない。欲しい情報を適当に手に入れてとんずらしよう。そのために不慣れだけど威圧的な口調の方がいいかもしれない。どうでもいいけどさっきから思考に完璧や完全がよく出てくる。


「私は魔王軍の参謀兼魔王様の眷属・・・・・・デーモン・ナンバーもしくはスリーシックスと呼んでくれ」


「では本題に移ろうか。君たちはなぜ僕を誘拐した?」


 僕は早くも核心に触れる。いや一時間半待ったのだから全然早くないのかもしれないけど・・・・。


「魔王眷属が裏切った」


 その質問に答えたのはデーモン・ナンバーではなくティアスが答えた。


「魔王軍に裏切り者って多いのか? カトルじゃなくてミノス王も裏切っていたみたいだし・・・・・・」


 よく考えれば裏切り者が他にいることと僕を誘拐した理由はつながらないかもしれない・・・・・・素直な興味をで質問したのは間違いだったかな・・・・・・・。


「それは魔王軍の・・・・いや魔王様のせいでなのだろう」


 幹部のような人が魔王を攻めるのかそれは少し意外だった。こう言うのって魔王を完璧に心酔し盲信してるかと思っていたのだけど。


「魔王様私たち生み出して、そのまま待機と最低限の自衛を命令出したまま出てこない。死んだって噂もある」


 ん? 今なんか違和感があったような・・・・・・いや今聞くのはやめておこう話を止めて情報が得られなくなっても困る。


「死んではいないさ、ただ中身が抜け落ちている。あれはただの器だ。見たことのある私が言うのだから間違えない」


「え? 魔王に会ったことがあるのか?」


 ティアスの発言のニュアンスからあった人は誰もいないのかと思ったけど。


「あぁ私は魔王軍の参謀だからね。参謀には魔王様と夢の中で会うことが許されているが・・・・・・中身は空っぽだったさ」


 考え込むようにデーモン・ナンバーは言った。


「そんな感じで命令出さないからみんな裏切る」


「それなら魔王の代理役や魔王の後継者を用意すれば・・・・・・」


 言ってから気がついた


(なにやってんだぁあああああああああああああああああああああああああレイジぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい。なんで敵に助言してるんだぁああああああああああ違うだろぉおおおおおおおおおおおおおおおおお)


 と心の中で叫ぶ。危ないここで叫んだら会話の主導権が取られてしまう。


「それに関しては後継者は生きているのだから使えない、魔王の血縁者のギャラハッドを代理役として立てているけれど・・・・・・実力も他の眷属と比べる多少強い程度だ、出す命令も人間に最低限の干渉をなくす・・・・・・といった感じで拘束緩めるだけで結局待機には変わらないから効果がなかった」


「そういえばあなたを誘拐した理由を話してませんでしたね」


 それが一番知りたいことだったな・・・・・・衝撃の事実ばかりで忘れていた。


「勇者の召使いを利用して勇者を利用し魔王の代理人のカリスマを上げるためのファーストステップのためです」


 え? なんだって? まだたま本題には移れないようです。

A:あいつはいいやつだったよ

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