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第0話 【崩壊】はプロローグ・オルタナティブへと至る道・・・ところでプロローグ・オルタナティブって必殺技っぽくない?

プロローグではなく0話なんで許してください。プロローグに真のプロローグを入れ忘れたわけでないんです。許してください、なんでもしますから・・・・・

【崩壊】


『大手―――がゲーム産業に参入』


『先日パンダの赤ちゃんが生まれたことでーーーーー』


『ーーー弱冠17歳のイケメン天才医登場!!ーーーー』


 くだらないーーーそう思って僕はテレビの電源を消した。そして最後の一口になったパンを口の中に放り込むと立ち上がり、お気に入りのパーカーに着替え、スマートフォンでイヤホンをしながら好きなアニメのオープニングテーマを流し、家の鍵をかけ誰もいない家を後にした・・・・・。


 時刻は11時、職場や学校に向かう人がいなくなり、住宅地であるこの町は不思議と静かになり始める。そんな時間に僕は学校にはいかずスーパーへと向かっていた。


 そして横断歩道で信号を待っていた時、反対側から小学校高学年ぐらいの少女が走ってきた。信号を確認すると赤、けれど少女走って渡ろうしている。


 急いで左右を見渡すと左側からトラックが明らかに道路交通法を守っていない速度で突っ込んできている。よく見るとトラックの運転手は眠っているようである。一生懸命走っている少女はトラックに気が付いていないようだ。


 どこからか声が聞こえた『助けに行かなくても社会には何の影響もない確率の方が多い』とか『わざわざ君が助ける必要はない』とか『傍観したって誰も責めない』だとか『君が何かしたって結局余計なお節介ではないか君は関係はないだろう』などの声がした。その通りだろう、僕はそれらすべての声を肯定した。


 僕は弱いし、社会に必要とされない社会不適合者・・・いやクズだ。だから、だからこそ僕は弱いから目の前のこの子の死体を見たら立ちなることが出来ないかもしれない、それに僕より彼女の方がクズな社会不適合者の僕よりは社会貢献してくれるだろうし、それに彼女が助かったとしても幼少期こんな感じの体験をしてトラウマを持ってほしくない・・・だからーーーーーーーー


 そう思ったら僕はいつの間にか少女に向かって走れ出していた。


 心は叫んだ今すぐ戻れと今なら助かると、そんな叫び声どうだっていい僕は無視して走る速度出来るだけ上げていく、もうトラックは目の前まで来ている。少女もトラックに気が付いたようだ。驚愕と恐怖に染まる少女の顔。


 ダメだもう間に合わない・・・まだだ、僕は全力を振り絞り目の前の少女にタックルを食らわせた。


 吹っ飛ぶ少女の驚いた顔を最後に僕の視界は暗転し、たぶん僕はもう眼を覚まさないだろう・・・・・・。


 ・・・・・・と思ったんだけど・・ね・・・・・・・うん。


 なぜかいつもより少しだけ高い視点で、辺りを見るとファンタジー系の小説、アニメに出てきそうな街並みや服装した人々、澄んだ空それらを見て感じて僕は叫んだ。


「ここはどこですかぁぁああああああああああああああああああああ!!」

まだまだ出ない召使い要素は、次の話で出るのか乞うご期待・・・

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