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アナザープロローグ 【封筒】の示した可能性

幕間の番が編です

【封筒】


 学校のない休日、僕はいつも通りお姉ちゃんの病室にきていた。


 いつも通り起きるのことないお姉ちゃんに近況や想いを喋っていた。


 お姉ちゃんの顔が険しいのは入院しても変わらなくて僕は残念だった。


「お姉ちゃん笑えば可愛いのに勿体無い・・・・」


「姉と弟での婚はダメだぞ弟君」


 後ろから声がした。僕が振り返るとそこには金髪碧眼、整った顔立ちに見える悪人の白衣を着た男が立っていた。


 僕はその声を否定しようとしたが諦めた。このお姉ちゃんの主治医であるこのDr.Nには何を言っても意味はない。もちろんDr.Nというのは偽名だ。僕は本名を知らないからDr.Nと呼ぶしかない。若干恥ずかしいけど・・・・・・・。


「おやおや否定無しか、これは本格的にそのような関係だったのかね」


「僕とお姉ちゃんの関係性を知った上でのその発言は皮肉と捉えても?」


「そうだったな」


 こいつは僕とお姉ちゃんとの関係性を知っている。僕はこいつと話していた時ばれてしまったのだ。お姉ちゃんと僕の関係がこじれていたことを。Dr.Nがそれ以降発言をしなかったから僕はお姉ちゃんに視線を戻した。


「本当に僕はどうすればよかったの?お姉ちゃん」


 無意味な問いを最後に僕は病室から出ていこうとしたとき、Dr.Nに呼び止められた。


「あぁそういえば君の母上からこれを君に渡してほしいって言われたから渡しておくよ」


 僕の母は気が付けば会社の重役になったらしい、家にはほとんどいないし家でも一切仕事の話をしないからよくわからない。僕がそんなことを考えているとDr.Nは白衣の中から一枚の封筒を取り出した。


 このとき僕が仕事ばかりでお姉ちゃんいじめの話に関わらなかったことに対する嫌悪感で僕が封筒を捨てていたらどうなっていたのだろう・・・・・・そんなことを考えながら僕は星空を見上げる。

例にごとく召使い要素はカットです。

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