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第9話 【知恵】はあるだけでは意味がない

お客様の中に召使い要素を持っている方はいらっしゃいませんか?

【知恵】


 僕は新しく仲間になった納金系の男カトルと一緒に知恵の層へと続く階段をくだっていた。カトルの職業は【バーサーカー】、職業【バーサーカー】はスキルで防御力を下げてどこかのステータスを上げるスキルだけとカトルは言っていた。カトルは【バーサーカー】の中では一般的な攻撃力をガンガン上げていくバトルスタイル・・・・大斧を振り回す姿はやはり脳筋。


 なんでカトルの戦い方を分析しているかというと、アインとカトルが魔物を見つけしだい瞬殺するので、バックアップである僕に仕事がなくて暇なのである。本来ならば【ヒーラー】である僕は被弾した仲間回復する仕事があるのだが基本的に瞬殺するので、敵の魔物が攻撃する暇も倒れていくので当然攻撃を受けることもない結論・・・・・・今僕は暇なのだ。


 そんなことを考えていたら知恵の層にたどり着いたようだ。どうやら知恵の層へはこの階段から知恵の層に向かって飛び降りて入るようだ。


 知恵の層は休憩の層よりさらに一回り小さい正方形の小部屋だった。小部屋の中央には休憩の層と同じで柱があり、部屋の四方はすべて扉になっていた。


 柱には・・・・・・昨日休憩の層でさんざん見た看板がついていた。


【皆さんお久しぶりです(*`゜w゜´*)知恵の層のガイド役にしてみんなのアイドル看板ちゃんです】


「ま~たおまえか」


 僕は看板を見てどんよりしながらいった。カトルは看板と絡まなかったからか普通にしていたが、アインは僕と同じでどんよりしていた。


【アインさんとアホレイジの元気がありませんが関係なく解説していきましょう。ここ知恵の層では私が問題を出します。そして四つの選択肢から自分の正解だと思う答えの書いた扉に入ります、ここで正解なら次へ進めて不正解だと罰ゲーム的なことがあります】


 思っていた以上に簡単なルールだった。それはそうとアホレイジいわれたことはゆるさねぇからなこの腐れ看板やろうが。


「じゃ初めてくれ」


 カトルが勝手に始めていた。まぁ簡単そうだしいいか。


【わかりました。言い忘れてましたが問題を解いている間は魔物がこの部屋に大量発生しますので注意してください】


『え?』


 声が重なる僕、アインとカトルの三人の声が。


【ではいきましょう一問目は簡単な計算問題です。 第一問 88+22÷2×3は?】


 看板に表示されたのは本当にただの計算問題だった。四方壁を見ると扉にはそれぞれ165、121、198、154と書かれていた。


 知恵の層は簡単そうだなとみんなが思っていたが、現実はそうではなかった。


 なぜかというと魔物の数が多いのである。一匹一匹はただの雑魚なのだがこの狭い小部屋で大量の魔物を対処しながら簡単な計算をするのは意外と難しい。途中まで考えていても魔物の対処をしているうちにどこまでやっていたのかがわからなくなってしまうのである。


 それにこの式がやらしい、割り算やかけ算があるから左から順に計算できない点がとってもやらしい。休憩なしでこれはきつい。


 「22÷2は11で3×と33で+88すると・・・・・・うわっ!」


 アインが答えの直前までいったが魔物が攻撃超してきたせいで中断されたようだ。まとわりついてくる魔物を撃退したが、その頃には・・・・・・。


「どこまでやったんだっけ・・・・・・?」


 となってしまう。しょうがないので僕はアインの前に立ちあんまり使っていなかった魔法【魔壁】にありったけ魔力を使って発動した。【魔壁】は名前通り大きな壁を作った、これで破られるまで攻撃される心配はない。


「アイン早く」


「分かった・・・・・・22÷2が11で11×3が33で33+88は121だから・・・・・・そこの扉だ!」


 僕らはその答えを聞いて、121と書いてある扉を開けて入ったすると・・・・・・。


【ピンポン ピンポン 大正解です(((o(*゜▽゜*)o)))】


 うざい!と思いながら、内装を確認するとさっきより一回り大きいだけで基本的には一緒だった。


【では第二問】


『待って!』


 またまた、声が重なる三人。


【しょうがないですねぇ 少しだけ休憩させてあげますよ】


 僕ら休憩しようと床に座ったとき


【休憩終了です】


『早い!?』


【だっていつまで休憩とは指定し来ませんでしたし】


 さっきより強くうざいと思った誰かに対してこんなに強く怒ったのは初めてかもしれないほどうざいこいつ・・・・・・。


【それでは第二問 1+1は?】


「はい?」


 そういった瞬間四方の壁には2、11、田、+と表示された。まってどれどれも正解になりそうだけど・・・・・・。


「せっかくだから俺はこの11の扉を選ぶぜ!」


 といってカトルは11と書かれた扉に入っていった。え?入っちゃったの?


【だだだだだだだだ大正解!】 


「えっ?正解なの?」


 僕は首を傾げながら看板に聞いた。


【はいこの問題はどれを選んでも正解になるボーナス問題です。迷って魔力を浪費させるのが狙いです】


「性格悪い!」


【まぁでも2以外を選んだら難易度が上がるんですが】


「えっ!?」


【さぁ早くばかれいじとアインさんも次に部屋へ】


 僕とアインは渋々次に部屋二行った。入った瞬間からカトルを睨みつけたがなぜ睨みつけられてるのかがわからない様子だった。


【では最終問題 あなたが生きている意味は理由はなんですか?アインさんとカトルさん?は答えたのでレイジさんよろしく】


「・・・・・・」


【今回の問題中は魔物が出ませんが3分間の制限時間をとらせていただきます。さぁレイジさんあなたの生きる意味は願望、生存、栄光、愛情のどれですか?】


 看板がそう言うと四方の壁に欲望、生存、栄光、愛情と書かれた。


(生きる意味・・・・・・考えたことがなかった・・・・・・僕は・・・・・・なんで生きてるの?)


 3分間考えたが僕は結局答えることができなかった。


【ピンポーンレイジさん正解です】


「え?」


 意味がわからなかった僕は答えていないのにどうして?


【意味がわかないって顔してますね。レイジさんこの問題を聞いた時悩みましたよね。その瞬間から答えないのが正解になりました】


「どういうこと?」


【簡単です。一瞬でも悩んでしまう程度の欲望、生存、栄光、愛情なんて生きる意味じゃありません。だから答えないのが正解です】


「確かにそうだな」


 そのな考え方にアインも同意していた。


【ではみなさんこちらから闘牛の層へお入りください】


 看板がそう言うと床の一部が開き階段が現れた。僕らはそれを下って行った。

いらっしゃいませんでした。

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