第8話 【仲間】ができたときの高揚感など今回はない
微弱な召使い要素を確認
【仲間】
僕は起き上がると冒険の書から調理に必要な器具と材料を取り出し料理を始めた。しばらくするとアインが起きた。
「もうすぐでご飯ができるから待っててください」
「わかった」
昨日の油断しきったアインは起きたときにはいなくなっていたようだ。また甘いものを作って引きずり出してやろう・・・・見てろよアイン。まぁ今日は面倒くさいからしないけど。
僕は適当に朝食を作るとテーブルにのせた。
【朝ご飯ですか?私にも分けてくださいよ】
「だめ」
【なんでですかぁ?】
看板よりな僕は「うざいから」とは言わずに「看板はご飯食べれないからしょうがないね」と言うことにしよう
「レイジ、口から本音が漏れてるぞ」
【レイジさんひどいあれだけ私あなたのために案内を表示したというのに (・3・)シクシク】
文字と顔文字があってないような気がしたが気のせいだと言うことにして僕は食事を続ける。
「なんだここ?・・・・・・うまそうなにおいがする」
どうやら休憩の層に人が来たようだ。まぁ僕たちには関係ないだろう・・・・・・。
「これお前たちが用意した飯?それともここに備え付けておいてあるやつ?」
筋肉が歩いているような脳筋系の男が話しかけてきた。面倒くさいが対応しないといけないだろう・・・・・・。
「えっとこれは僕たちが自分で用意した料理ですが・・・・・・」
「そうなのか?悪いんだが分けてくれねぇか?」
うわぁもっとめんどくさいことになった。僕はアインに小声で相談してみる。
「アインどうする?」
「分けてやってもいいんじゃないか?あまりがあるなら」
あまりがないと分けないのか・・・・まぁ少しだけアインがいいなら少しだけ余っているし分けてもいいだろう。
「少ししかないですがそれでもよければ・・・・・・」
僕は冒険の書から予備の皿を取り出すと余った朝食をのせて男に渡した。
「ありがとう。いや~旅の途中で食料がつきちまってなぁ」
そういうことだったのか・・・・渡すのを断って飢えて死んだこの人の死体を見るくらいなら渡して正解だっただろう。正直、治安のいい日本で育った僕だから死体なんてみたら一日冒険を中断する自信がある。
男はおいしそうにご飯を食べている。昨日も言った気がするが誰かが自分の作っ料理をおいしそうに食べているのを見るのはうれしいなぁ。
「俺はカトルだ。そっちは?」
男、いやカトルは口いっぱいに食べ物を入れながら、思い出したかのように自己紹介をしてきた。自己紹介をされたら返せばいいだろうと思い自己紹介をする。
「僕はレイジです」
「私はアインだ」
「レイジにアインね。よろしくな!」
『え?』
声が重なるカトルとはこれっきりだろう?
「もしかして俺、恩があっても返さない系の人に見られてたの?心外だな」
「恩を返すって具体的にはどうするつもりだ?」
「いやだからよろしくって言ったんだよ。俺、お前らについて行くから」
『はぁ!?』
声が重なる僕とアイン。
「じゃ飯食ったし行くか」
「いや誰もお前と一緒に行くとは一言も・・・・・・」
「じゃ恩返ししない」
身勝手な人だ。そんな人連れて行かなくてもいいよとアインにアイコンタクトを送る。がしかしアインはカトルをじっと見つめると「分かったいいだろう」と許可してしまった。
なぜ許可出したし・・・・。
次回はなんと・・・・・・召使い要素がありません




