プロローグは終わりの【星空】と誰かの【日記】と共に・・・
プロローグなんで召使いもヒロインも出てきません。ごめんなさい
【星空】
僕は夜空の星を見ていた。
ここルルエノにきて初めて見たときと何一つ変わらない星空を。
僕は満足し目を閉じる。
そして自分の置かれている状況を思い出した。
今、自分は深さ、数千メートルはあるであろう穴に落ちていることを。
そして、その下には大量の溶岩がグツグツと煮え上がっている。
助かることはない。断言しよう。
体を黒色の刻印によって蝕まれる。
けれど覚悟決めた今はそんなもの苦痛でもなんでもない。
ここで死ぬことにもう後悔はない。
みんなが幸福なら。
僕がいなくともみんなそれぞれの幸せを掴むことだろう。
そもそも僕はある意味で招かれざる客なのだから。
溶岩に身が落ちた時僕は走馬灯を見た。
僕がルルエノに来てからの矛盾しているのに成立している歪な物語を……。
【日記】
お母さんとお父さんが言い争っていた。
お姉ちゃんの髪の色が僕やお母さん、お父さんとも違ったからなんていうくだらないことで争っていた。
弟である僕がお父さん譲りの髪なのが余計にお父さんに疑いを深める原因の一つになったようだ。
そのあとちょっとしたらお父さんが家からいなくなった。お父さんのことはどうでもいい。
けどお姉ちゃんは学校でも髪の色理由でいじめられてた聞いたとき僕は知った。
僕の周りにお姉ちゃんを認めてあげることができる人は僕かいないって。
けど傷ついているのに、顔が怖くなってるに優しくしようとするお姉ちゃんが痛々しかったから僕は家でお姉ちゃんを関わらないように接していたら。
お姉ちゃんがいなくってしまった。
僕はどうすればいいの?お姉ちゃん答えてよ・・・・・。
僕は病室で横たわるお姉ちゃんを見ながら、書き終えた日記を閉じ病院を後にした。
まったりゆっくりと投稿していきたいと考えているので、生暖かい目で見守ってくれたら幸いです。