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プロローグ
心地良い潮風が吹いている・・・ここはとある島国、エクリア国である。俺は進学のため、小さな田舎から都に旅立とうとしていた。
「ついに行ってしまうんだね」「ごめん、でも挑戦してみたいんだ!」祖父母に意気揚々と告げる。
「お前の両親はわたしたちが説得しておくから、ほら早く行った行った」うんと返事をして、俺はバスに乗った。
俺の進学先、それは海蒼学園だ。昔から音楽が大好きだった俺は、たまたま雑誌で海蒼学園のことを知ってから、絶対にそこに行くんだと決めた。
両親には反対されたけど、何とか説得することができたのかな? まぁいいや、喧嘩しちゃったけど結局行けることになったんだし、そんなことを思っているうちにバスは駅に着いた。「ええっと、海蒼学園行きは・・・あった」よし行こう音楽の都、バッシュに。