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剣士絵巻物  作者: 奇術師
3/4

3話 西洋文化

今回は少しだけ腐ってる表現があります、注意してください

3話、西洋文化



「江戸全体がキラキラしてやがる...」

メリークリスマス、信夜です。

今日はクリスマス、江戸の町が辺り1面イルミネーションで包まれる日だ。

だからイルミネーションにはつっこむなって((


俺の周りには幸せそうにしてやがるカップルカップルカップル......ちくしょう。

深夜組は男だけの屯所だ、華がない。ムサイだけだ。

もっとこう...天使みたいな可愛い子はおらんのか。


「信夜さま」

少女と子どもの間のような、そんな可愛らしい声が俺にかけられる。


千代ちよちゃん」

野崎千代、俺が良くいく茶店の看板娘の子で、とにかく女の子らしい。

その子が、俺に何の用だろうか。


「どうかしたの?」


「えっと...その...」

いきなりもじもじし始める千代ちゃん。

え、もしかしてあれっすか、俺にもリア充フラグっすか。


「いきなりですごく悪いんだけど...っ」

顔を真っ赤にして俺を見つめてくる千代ちゃん。美少女だ。

これきたんじゃね?キタコレじゃね!?!?


「こっ...これ!!!!」

そう言われて渡されたのは


「...マフラー?」

真っ赤な色の、少し長めのマフラーだった。


「えへへ、これ頑張って編んだんです...!!」

へらりと顔を緩める千代ちゃん。

この子天使っすか、モテるだろこの子。


「これを...俺に?」


「はい...っ」

いよっしゃぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!!!!!

心の中で分かりやすいぐらいガッツポーズをする俺。


「火奏さまと...一緒に巻いて欲しいんです...!」

これで非リアを抜け出せ...ってあれ?????????

おかしいな、聞き間違いかな????


「ち、千代ちゃんとじゃなく??」

できるだけ笑顔を崩さないでそうたずねる。


「ええ、この真っ赤なマフラーで繋がったお二人...素敵です...!!」

ほぅ...ととろけるような目で頬をピンク色に染める千代ちゃん。

まてまてまてまてまて


「あのな千代ちゃん、俺、男。土方さんも男。わかる??」

ヤバイ、ヤバイぞこれは...


「はい、むしろ男女なんてありきたりすぎて面白味がないです!今の時代はびーえるです!!!!」

千代ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあん!!!!!!!!????

何いってんのこの子!!!!!!!!??????


「千代ちゃん...まさか...」

あの、今たくさんいる腐ってるお嬢様方の...!?!?


「え?やっぱり威座弥さまがよろしかったですかね...そしたら青いマフラーを...いやでもここは黄色で威座弥さまのものと主張した方が...」

ぶつぶつと恐ろしい事を口走ってる千代ちゃん。


「あ、あははは......帰るね!!!!」

脱兎のごとくそこから逃げる。


「あっ...火奏さまによろしくお願いしますねー!!」

何をよろしくするんだよ!?!?怖いよあの子!!!!!!!!



(はぁ...今日は疲れた...土方さんのせいだ...)

(え?土方を暗殺したい????喜んで手を貸すのだよ!!!!!!!!)

(きーちゃんちょっとうるさいから黙って)


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