愛研
俺は安藤啓介。やりたい事もなく、勉強もできないなんの取り柄もない新米高校生だ
部活は中学までバスケをしていたが…ちょい事情があってやめてしまった…
こんなやる事のない生活…暇だよな…そうおもって通学バスに乗る。
適当に授業を受け、適当に学校でダチとだべりそのまま帰りたくもない家に帰る。
これが俺の日課だった…高校に入るなりにたくさんの部活勧誘者が俺を囲む。野球部、バレー部、卓球、柔道、空手、バスケ…ヲタ部。
はぁ…こんなに貰っても仕方ねえっつうの!
といってゴミ箱に部活勧誘ポスターを放る。
すると…ドン!
いてぇ〜…てめぇ!どこに目つけて歩いてんだよ!
と言おうとした時目の前に小柄な女の子が一人倒れていた。
お、おい、大丈夫か?立てるか?
対して優しくもないのに、声をかけてしまった。
すると、その小柄な子はパチっと目を開けて…そのまま沈黙
おい…なんか喋れよ…空気おも…
っておもった時…
あの……///
??
部活はいりませんか⁉
………なんだコイツ…目を覚ましてすぐに勧誘って…何処ぞのアニメキャラだよ…
?まてよ…勧誘するって事は…先輩?
ちっせぇ…見た目中学生だろ…
そう思い考えてると、女の子は…
あの…部活…
と戸惑っている
すんません…俺部活やりたくないんです。
ときっぱり言うと
ふぇ?と首をかしげる…
なんだコイツ!こういうのは絡まないのが得策だな。
俺実はここの生徒じゃないんだ。だから、部活は入れません。
バレるような嘘をついた。すると
あ、すみませんでした…ごめんなさい…失礼します…と歩いていってしまった…
バカだな…うちの制服着てるのにありえんだろ…と思いとりあえず教室に向かった。
ホームルームが済み、俺はゲーセンで暇でも潰すか…と考え校門あたりを出ようとすると…あってしまった…あのよくわからん女に…
あ…お互いに声が漏れた…
すると…女の子は
お願いします!愛研に入部してください!
……愛犬?犬でも飼う部活か?
ととぼけて聞くと、
犬は好きです。可愛いですよね!
いきなり、犬に話題がそれた
その瞬間おもった…こいつはバカ以上のバカだな。
そのまま無視しようとすると…
お願いします!といってイキナリ抱きつかれた。
はぁ⁉何このシチュエーション!アニメか!アニメなのか⁉
すると、女の子は潤んだ人みで顔を見て、入って…下さい///
…こいつ…可愛い…///
俺は思った…俺はタラシだ。そのまま言われるがままについていく。そこから…俺はこの高校生活が変わっていくのを何かしら予感していた。俺はこの先どうなるんだ…?