ゾンビとカラス
―――――ドーーーーーーーーーン
俺はこの研究所みたいなのを爆破した・・・
あんな施設があってはいけない・・・・俺みたいなのを増やしてはいけない・・・
俺は復讐を誓った・・・俺をこんな体にした奴に・・・こんな研究をしている奴を・・・皆殺しにしてやると・・・・
久しぶりに外に出た気がする・・・俺は一体どれくらいの間あの水槽の中にいたのだろう・・・
とりあえず、今日が何日かが知りたい・・・確か、俺が死んだ日が大体2000年の4月だったな・・・
俺はとにかく、車を待つことにした・・・
―――――――7時間後―――――――――
え~っとみ・・・み・・・み・・・クソ!!!もうない!!!
俺は一人しりとりをしていた・・・
むなしい・・・っと落ち込んでいる場合じゃなかった。それにしても、ほんとに車一台も通らないな・・・
仕方ない、走るか
俺は走った・・・
―――――――30分後―――――――――
・・・こんな近くにあったんだ・・・町・・・・・
はあ、もう日が暮れてきたな・・・まあ、悔やんでも仕方ない
俺は町に入り口に行った・・・・・それが、地獄の入り口とも知らずに・・・
お!喫茶店ある・・・あ~でも、今の俺金ないんだよなあ~仕方ないスルーするか
とにかく、そこら辺の人に聞くか・・・
信吾:「すみません?今日何年の何日ですか?」
女生徒:「ええ~っと確か、3000年の5月7日だったと思います」
え?今なんて言った?3000年の・・・・・3000年?ウソだろ?
俺は1000年も水槽で生きていたのか?いや、ゾンビだから死んでいるか・・・
信吾:「すみません、もう一つだけ」
女生徒:「早くしてくださいね?もうすぐ、夜になるので」
信吾:「わか・・・夜?」
女生徒:「早く、あなたも家に帰るか銃を持った方がいいですよ?ゾンビがきます」
信吾:「ゾンビ!?」
女生徒:「驚くことじゃないでしょ?」
信吾:「ありがとうございました!!!」
俺はこの場から逃げた・・・怖くて・・・そして、ゾンビのことを驚かないことが一番恐かった・・・
信吾:「まさか、俺が1000年いない、内に・・・ゾンビは人を食いって来たってことか・・・」
はあ、この場合人間が生きていたことが驚きだな・・・まさか、一般人に銃を持たせるのを許してるとは
信吾:「ん?なんだあれ・・・」
俺は夕日の方に向いた・・・ほかの人も見ている・・・
夕日の陰でよくわからないが・・・何かが空を飛んでいることがわかる・・・
・・・・・・・
信吾:「みんな!!!早く室内に行け!!!!」
俺はわかった・・・あれは、カラスだ・・・・・
あれを防ぐ方法は火炎放射で焼くか・・・それとも、莫大な弾を使って全部撃ち落とす。それか、カラスが入りにくい場所に逃げるか・・・
だから、町などでは室内に入って何とかするのが一番いい・・・
だが、それを知らないのか・・・町の人の反応は・・・・・
無視・・・・・・だれも、もう夕日の方を向いていない・・・
多分この人たちは・・・ゾンビしか見たことない・・・人間の・・・
やばい・・・俺は逃げないと・・・何とかして生き残らないと・・・
その時、一匹のカラスが・・・・・一人の住人を襲った・・・・・