ゾンビとガトリングのスラッシャー
・・・その姿は・・・スラッシャーに似ていたが違う・・・なぜなら、スラッシャーは・・・両腕がガトリングじゃない!!
―――キュウーーーールーーン
やばい!!!俺はとっさに近づき、両腕を上に蹴った
――――ガガガッガガガ!!!
ウ・・ソ・・・だろ?上には穴が開いていた・・・こいつが落ちてきた穴だが・・・その先には・・・こいつに似ているのが・・・5体ほど・・・いた
信吾:「うおおおおおおおおお!!!」
俺は全速力で走った・・・どこかに出口がないかと・・・だが・・・
信吾:「クソ!!ここも行き止まりか!!!」
クソ!!!クソ!!!もう、俺には手が残ってないのか!?
後ろから足音が聞こえる・・・俺の手元にはアサルトライフルが残り10発ほど・・・
勝てない・・・どんな手を使っても絶対に・・・
・・・また、諦めないといけないのか?さっきみたいな奇跡は多分もう起きないしな・・・
俺は・・・覚悟を決めた・・・・・あの、両手がガトリングのスラッシャーと格闘・・・することを
スラッシャー?:「ウゴオオオオオオオオオオ!!!!」
信吾:「来たか・・・・・ウオオオオオオオオオオオおお!!!!」
俺は、スラッシャー?の腕を狙った・・・あいつが乱射してほかのやつを殺そうと思った・・・だが・・・
信吾:「ガアアアアアアア!!!!」
なんだ!?今の・・・俺の声か?
自分で行っておきながらおかしな声が出た・・・まるで、あいつらと同じ化け物のような声が・・・
その時、俺の右腕がスラッシャーの左腕に当たった・・・そして、捕まえようとした・・・けど、俺の予想をはるかに超えることが起きた・・・
―――――ブチ
信吾:「え?」
思わず変な声が出た・・・
そして・・・・
スラッシャー?:「ガアアアアアアアアアアア!!!!」
スラッシャー?がもがいている・・・左腕を失って・・・・
そして、失った左腕は・・・俺が持っている・・・・・
信吾:「はは・・・ウソだろ?」
本日何回目かの「ウソだろ」が出た・・・・・
だってさ、俺は引きちぎれるほど力を入れてないのに・・・・・
俺は、この時やっと気が付いた・・・・
なぜ?水の中で酸素マスクを着けずに生きていたかを・・・
なぜ?俺が生きているかを・・・
答えは簡単だ・・・・・俺は・・・・
信吾:「ゾンビだ・・・・」