ゾンビとフライパンⅡ
【朝】
・・・結局凛のやつ泊まって行ったな・・・
あいつの家ってどこだろう?
俺の中でちょっとした疑問が生まれた・・・
凛「おはよーー」
佐奈「ZZZ・・・」
信吾「・・・おはよ」
凛「ごめん・・無理だった・・・」
信吾「やっぱりか・・・」
佐奈を起こすのははっきり言って俺以外無理な気がする・・・
ていうか、あの部屋で寝れる佐奈はすごいと思う・・・
凛でも・・・
あれ?
信吾「そう言えば、叫ばなかったな?おまえ」
凛「うん・・・なんとか耐性ついたみたい・・・」
信吾「・・・ドンマイ・・・」
佐奈「ZZZ・・・」
信吾「・・・もしかして、佐奈。寝て振りしてるのか?」
佐奈「・・・・・」
凛「え?でも、起きなかったよ?」
信吾「・・・脇腹こちょばしてみろ」
凛が佐奈の脇腹に触れようとした・・・
その時!!
守「ここは!!?」
・・・まさか、あいつあれからずっと寝ていたのか?
佐奈「や、ちょ、そこは・・・」
凛「起きていたのね・・・」
佐奈「・・・ごめんなさい・・・あれ?信吾フライパンなんか持ってどこ行くの?」
信吾「ん・・ちょっとな・・・」
・・・・・
・・・
・
守「ぎゃああああああああ!!!!!!」
――――カアアアン!!
・
・・・
・・・・・
信吾「ただいまー」
凛「え?・・・おじさん、なんかフライパンへこんでいるけど・・・」
佐奈「気のせいだよ、いつもあんな感じだよ」
凛「え?・・え!?・・・え?」
信吾「さて・・・朝飯ができているぞ」
佐奈「はーい」
凛「あ、いただきます・・・おじさん、どこ行くの?」
信吾「先に食べててくれ、ちょっと電話する」
―――ピリッピリ!!
守の嫁「もしもし?」
信吾「・・・俺の玄関前・・・気絶中」
守の嫁「ありがとうございます」
―――ガチャ
信吾「さて・・・飯にするか・・・」
守のことは置いといて・・・