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ゾンビと○○○
信吾:「放せよ!!」
信吾(?):「・・・」
ゆっくりと首を振った・・・
信吾:「なんてめえなんかにとめられないといけねえんだ!!!」
俺は怒っている・・・
早く・・・佐奈達と・・・
話がしたい・・・・
ゾンビなんてどうでもいい・・・
だが、こいつは俺の手首を放さない・・・
それどころか・・・
―――ガン
信吾:「ウ・・ア」
頭をたたかれた・・・
信吾:「なにすんだよ!!」
信吾(?):「・・・・・」
いつまでたっても・・・返事はない・・・
俺はこいつに殴りかかった・・・
だけど・・・
当たらない・・・
手首を触った・・・
触れた・・・
こいつは・・・
いったいなんだ?
信吾(?):「俺は・・・おまえじゃない・・」
信吾:「は?」
信吾(?):「そして・・・お前はあっちにはいけない・・・」
信吾:「一体どういう・・・」
信吾(?):「お前は・・・○○○だから・・・」
そう言って・・・手首を放した・・・
そして、周りは暗くなり・・・
何も見えない・・・
不意に足元が宙に浮くような感じがした・・・
いや・・・俺は・・・そのまま・・・
どこまでも・・・
落ちて行った・・・