ゾンビと門
佐奈:「いってきまーす」
信吾:「おう、いってらっしゃい」
夜が明けた・・・
行かないといけない・・・
結局俺は佐奈には話さなかった・・・
けど、後悔はしてない・・・
そう思いながら・・・
俺は行く準備をした・・・
【門】
警備:「あれ?楠さんここは出られませんよ?」
信吾:「門を開けてくれ」
警備:「いや、だから」
信吾:「開けろって言っているんだ」
どすのきいた声で脅した・・・
警備はすこしおびえたがすぐに聞き返した
警備:「なんで出るんですか?」
信吾:「用事でな、すぐ帰るよ」
警備:「愛用の刀と食料をそんなにもってですか?」
信吾:「ああ」
警備:「子供はどうするんですか?」
信吾:「聞くな・・・あいつだってわかって・・・」
――――――ドオオオオオオオオン
信吾:「!!?」
警備:「!?」
後ろから爆発音がした・・・
この町の周りは城壁で囲まれている
なら・・・何者かが・・・
城壁を破壊した?
信吾:「っチ!!」
俺は食料をいれたバッグを下に置き、刀だけで爆発の方向に走り出した
あっちの方向には学校があった・・・
佐奈が・・・
とても心配だった・・・
【学校】
信吾:「だいじょうぶか!?」
学校では校庭に人が集まっている・・・
訓練通りに、上級生が外、下級生が中
先生たちが周りを警戒し、警備の者を待っている
先生:「!?・・だれです?」
信吾:「佐奈の保護者で、守りに来た!!」
教頭:「ああ、楠さん!!佐奈ちゃんは中の方にいます」
信吾:「そうか」
無事・・と確認した・・・
スラッシャー:「ウガアアアアアアアアアアアアア!!!」
俺に対してスラッシャーが食いに来た・・・
こいつが最初に一体みたいだ・・・
信吾:「遅いんだよ!!」
俺は刀を抜き、スラッシャーを縦半分に切った
そして、燃やし、凍らせ、溶かした
燃やす方法は刀の摩擦・・・凍らす方法は俺の体温・・・溶かす方法は塩水・・・
最後に瓶に入れて・・・
しまった!!瓶を置いてきた!!
・・・このまま下に落すか?
肥料になるって言ってたし・・・
けど、なんの?
食い物?
だったらいいが・・・
別の物で人間の毒になったら?
考えただけでも怖い・・・
信吾:「っち!!」
俺は落ちていく液体を・・・
口で受け止め・・・
飲んだ・・・
そして、その瞬間・・・
俺は・・・
体の中で別の何かがうずきまわっているのを感じた・・・
なんだ?これは?
寄生虫が這いずり回っているような感覚・・・
信吾:「ガ・・アガ・・」
信吾:「ウガアアアアアアアアアア!!!!!!!」
そして・・・
俺はゾンビの栄養になったことを・・・
俺は理解した・・・