ゾンビと警官
こんなことなら・・・
逃げなきゃよかった・・・
信吾:「だれか!!!たすけてくれえええええええええ!!!!!!!」
最後に・・・
気力を食いしばり・・・
俺は叫んだ・・・
そして・・・
ゾンビが俺におおいかぶさろうとしたとき・・・
俺は意識を失いそうになった・・・
けど、女神はまだ・・・
俺を見捨てなかった・・・
拳銃を持った警官:「大丈夫かい?君!!」
駆けつけて・・・ゾンビを俺に襲い掛かってくる寸前のところで蹴り飛ばした・・・
――――バアン
そのまま警官は銃を抜き、撃った
ゾンビ達は足を撃たれ・・・
動きがさらに遅くなった
その間に、警官は俺を担いで逃げてくれた・・・
――――――ビル――――――――――
拳銃を持った警官:「大丈夫かい?名前は憶えてる?」
信吾:「はい・・・ありがとうございます」
拳銃を持った警官:「名前は?」
信吾:「楠 信吾です・・・」
拳銃を持った警官:「そう、僕の名前はラック=シャーナ、気軽にラックって呼んでくれ」
信吾:「はい・・・」
ラック:「とにかく・・・何が起きているか調べないと・・・」
そう言ってラックは立ち去ろうとした
信吾:「ちょっと、待ってください!!」
ラック:「ん?」
信吾:「なんで、俺を助けたんですか?」
ラック:「助けたかったから助けた・・・ただそれだけだ」
ラックは建物から出て行った・・・
そうして・・・俺は足が動けるようになるまで・・・
ここで、待った
――――――――2時間後――――――――
信吾:「よし・・・動くな・・・」
俺はジャンプをして確かめた
信吾:「それにして・・・帰ってこなかったな・・・・」
もしかしたら帰ってきて一緒に逃げてくれるかもしれない・・・
けど、そんなことが・・・
あるわけがないんだ・・・
みんな自分の命が大切だ・・・
人を助ける暇があるなら・・・
自分だけが助かる道を選びたいだろう・・・
人は本当の選択を迫られたら・・・
多分、助けない・・・
たった・・・一つの命だから・・・
けど・・・もし、永遠だったら?
そして・・・俺は心の中で・・・
その疑問が生まれた・・・
だけど・・・
考える暇は・・・
なかった・・・
――――バアン
拳銃!?
確かに今撃った音がした!!
近くにいるのか?
そうして・・・
ビルを出て行った・・・






