ゾンビと誓い
俺は塩水になった、ゾータを小さな瓶に入れた・・・
こいつをどこで捨てるか、考えておかないとな・・・
さて、ここからどうしよう?
周りの人たちは俺を見ておびえて・・・
佐奈:「すごーい」
信吾:「は?」
思わず変な声が出た
佐奈:「だって、信吾が助けてくれたんでしょ!?」
佐奈が俺に抱き着いてきた・・・
・・・褒められたのか?
俺の思考がついてこない。だって、目の前に化け物がいるのに・・
周りの人たちはまだ、おびえている・・
なのに、なんで佐奈は俺に抱き着いてくるんだ?
守:「・・・信吾、ちょっと来てくれないか?」
信吾:「ああ」
俺はうなずき、守の後について行った・・・
その時、佐奈が俺についてくるって聞かなかったから、隣には佐奈がいる・・・
佐奈のお母さんもいるが俺に対していい印象を持っていないっぽいし
守は守で何考えているかがわからない・・・
信吾:「はあ」
思わずため息が出た・・・
どうしようかな、これから親玉の場所がわかればそっこく殺すんだが、わからないから情報を集めないといけないし、ここにいる人たちをほっておくのもなんだし
守:「ついたな・・・みんな二人っきりにしてくれ」
着いた場所は、牢獄・・・
いや、昔牢獄として使われていたであろう場所に来た
信吾:「どうするんだ?おれを」
2人っきりになった後に聞いた
守:「別にどうもしない、だが俺達人間を殺すなら信吾を倒さないといけない」
信吾:「遠慮せずに言えよ、俺が怖いって」
守:「大丈夫、怖いとは思っていない・・・」
信吾:「は?」
変な声が出た、だって怖くないってどんだけ度胸あんだよ
守:「だって、君は僕たちを助けてくれた・・・恩人に怖いなんて失礼だろ?」
信吾:「・・・・・はは」
笑えるな・・・こんな人間もいるんだな・・・
よし、決めた今だけこいつら守ってやる・・・
いや、人類すべて俺が救い出してやる
そう、俺は心に誓った・・・