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死なないゾンビ  作者: ちゃんこう
ゾンビ 進化
13/56

ゾンビとその殺し方

信吾:「ガアアアアアアアアア!!!!!!!!!!1」

人じゃない声がした・・・・・

ゾータは驚いている・・・いや、周りのみんなが驚いている・・・俺がスラッシャーみたいな声で吠えたから・・・

ゾータ:「俺だって、ゾンビだ!!!!!」

信吾:「ガアアアア!!!」

俺は飛びかかってきたゾータを右手で殴った・・・

ゾータ:「ガ、グガア」

殴った腹に俺の拳の穴が開いた・・・

ゾータ:「ま、まだ、まだだ!!!」

今度はゾータが殴ってきた・・・俺はそれを避けずに受けとめた

ゾータ:「ウオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」

俺の顔を殴り続けている・・・だが、俺には痛みがない・・・

俺にはゾータが無駄なことをしているにしか見えない・・・・

ゾータ:「はあはあ、どうだ!!参ったか!!」

信吾:「・・・・・・」

ゾータ:「何も言えねえみたいだな!!!」

そう言ってゾータは近くにあった拳銃で俺の顔を撃った・・・

――――バアン

俺はそれを直撃で受けた・・・・・至近距離で撃たれたのを・・・・だが、顔に一つも傷がない・・・

ゾータ:「はあ、ウソだろ?」

信吾:「一つ聞きたい」

ゾータ:「なんだ?」

信吾:「お前はどう殺せば死ぬ?」

ゾータ:「・・・・・はあ、もういいよ殺せ・・・」

信吾:「その方法を教えろ」

ゾータはニヤリと笑った・・・・・

ゾータ:「おまえは俺達が死なないこと知ってるのか・・・」

信吾:「まあな」

ゾータ:「教えてやるよ。俺の存在そのものを殺せ」

信吾:「どういうことだ?」

ゾータ:「簡単だ、俺を焼き、凍らせ、最後に塩水に浸せば・・・溶ける」

信吾:「それでいいのか?」

ゾータ:「動きを止めるのは色々あるが、殺せるのはこれだけだ」

信吾:「溶けたのはどうするんだ?」

ゾータ:「そこら辺の肥料にでもしろ、安心しな人体に影響はない」

信吾:「話を聞いてる限りじゃ死んでないな」

ゾータ:「ああ、俺達は死ぬことを許されていない」

信吾:「そうか・・・」

ゾータ:「じゃあ・・・・・最後にいいか?」

信吾:「なんだ?」

ゾータ:「おやすみ・・・・・・」

信吾:「ああ、おやすみ」

俺はゾータを一瞬で燃やした、方法は秘密だ・・・

そして、凍らし、塩水に浸した・・・

みるみる、ゾータの体が溶けていく・・・

(俺もいずれかはこうなるんだよな・・・)

死んでゾンビになったものは死ぬことを許されていない・・・

死んだ方がどれほど、楽なのかがよくわかる・・・

永遠の命もいらない・・・ほしいのはただ死ぬこと・・・

それが、ゾンビになったものの・・・最後に思うこと・・・


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